バンダイナムコH<7832>直近に短期間で年初来高値を2度更新し10,000円台に突入するも急落中…決算発表で株価どうなる?
8/5に第1四半期決算発表を迎えるバンダイナムコホールディングス<7832>。超長期で上昇を続け、直近も7/25、8/1と短期間で年初来高値を更新しています。
どちらの年初来高値更新後は、反落していますが、節目となる10,000円台に到達し、この水準を維持できるかの分岐点にいます。
そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
バンダイナムコホールディングス<7832>の第1四半期決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(7月下旬~8月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2006年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が9回、下落傾向が7回見られます。この数字を見る限り、この時期にやや上昇しやすい傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて3回見られます。5%以内の変動は、上下合わせて9回見られます。
これらを考慮すると、同社はこの時期にやや上昇しやすい傾向はありますが、それほど大きな株価変動はないと読み取れるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
バンダイナムコホールディングス<7832>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:10,973円
下値目安:9,542円
※※7/25終値10,280円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.7%、下落幅は約7.1%と考えられます。よって、上値は「10,973円」、下値は「9,542円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安をに到達した場合は、7/25、8/1に付けた年初来高値を更新します。続けての年初来高値更新になりますので、さらに上昇することが狙えるでしょう。
ただし、8/1の年初来高値更新後も更新直後に反落していますが、同様に一時的に反落することが予測されます。その点には注意が必要でしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、75日移動平均線付近まで下がります。しかし、続落が長引かない限り、大きな下落になることは考えにくいでしょう。
なお、下げ幅の目安は約7%です。大きな下落は考えにくいものの、この目安よりを越える下落が起きたときは、軟調に推移することを想定しておいたほうが良いでしょう。
このように同社は、直近に年初来高値を更新し、これまでの動向を見ても、やや上昇傾向があるので、さらなる上昇を期待したいところでしょう。
ただし、この時期の株価の変動幅は、小幅にとどまる傾向も見られます。それもふまえると、さらなる高値更新を期待しつつも、大きく上昇することは考えにくいかもしれません。
いずれにしても、直近の動向が好調なので、さらに上昇を期待したいところですが、感覚的に上昇を期待するのではなく、このようなデータをふまえて、今後の動きを見ていくのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2022/8/3時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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