三菱自動車<7211>長期のボックス圏を抜け、6月に年初来高値を更新するなど依然として高値圏を推移中…決算発表で株価どうなる?

2022/07/26

 

7/27に第1四半期決算発表を迎える三菱自動車<7211>。ここ数年の間は300円を前後してボックス圏での推移となっていましたが、6月には500円手前まで上昇するなどし、現在も400円台を維持しています。

依然として、高値圏を推移し、まだ6/23につけた年初来高値を更新できるところにいます。これまでボックス圏を推移してきたので、ここからさらに展開があることを期待したいところでしょう。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

三菱自動車<7211>の第1四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(7月下旬~8月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:三菱自動車<7211>の第1四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が9回、下落傾向が13回見られます。この数字を見る限り、この時期に下落しやすい傾向があると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、下落時に7回ありました。なお、下落時には、2004年、2013年に、25%以上の下落があります。それ以外は10%以内にとどまり、中でも5%以内の変動は10回あります。

これらを考慮すると、同社の株価は、上昇時は比較的穏やかな上昇になりますが、下落時は大きく下落することもあると考えられるでしょう。

全体的に下落傾向がある中での、比較的大きな下落の傾向があるのは、注意が必要なところかもしれません。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

三菱自動車<7211>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:458円
下値目安:391円

※7/15終値437円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約4.8%、下落幅は約10.5%と考えられます。よって、上値は「458円」、下値は「391円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安をつけた場合は、6/23につけた年初来高値493円には届きませんが、引き続き高値圏を維持し、さらなる上昇を狙える展開が見込めるでしょう。

なお、しばらくは株価に接近している25日移動平均線との乖離状況が、株価の変動のポイントとなるでしょう。今後は25日移動平均線の変動を注意しながら見ていくことをおすすめします。

反対に、下値の目安に到達した場合は、現在株価よりも下位に位置する75日移動平均線まで下落します。その場合は、この75日移動平均線が抵抗線となり、そこから反発する可能性が高いでしょう。

ただし、同社の過去の動向を見ると、全体的に下落傾向があるので、必ずしも75日移動平均線が抵抗線となるとは限りません。

万が一、75日移動平均線を下抜けするようなことがあれば、過去の下落幅、15%、25%以上などもあることを想定したほうが良いでしょう。

いずれにしても、抵抗線はあくまでも目安と考え、下落方向に動く場合は、抵抗線を下抜けするかを見極めて状況把握するのが良いでしょう。

このように同社は、直近に高値圏を推移していることもあり、このままさらに上昇することを期待したいところです。

しかし、全体の傾向を見ると、この時期に下落傾向のほうが強いので、楽観的にそう考えないほうが良いでしょう。

特に下落時は、上昇時よりも値動きの幅が大きいので、注意が必要です。それを見極める意味でも、75日移動平均線をポイントに見ていくのが良いでしょう。

反対に、高値圏を維持する場合は、25日移動平均線と株価の乖離に注目しながら見ていくのが良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/7/15時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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