鳥貴族H<3193>…2,000円を目前に横ばいに推移するも今月から急上昇し、年初来高値も更新中…決算発表で株価どうなる?
6/10に第3四半期決算発表を迎える鳥貴族ホールディングス<3193>。昨年9月末に2,200円を越える高値をつけましたが、コロナウイルス発生以前の水準には、まだ戻りません。
直近3ヵ月は25日、75日移動平均線ともに横這いに推移し、5月中旬から上昇し今月に入り急上昇中し、年初来高値も更新しました。
そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
鳥貴族ホールディングス<3193>の第3四半期決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(6月上旬~7月上旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
まだ年数が少ないので、あくまでも参考情報にはなりますが、 2015年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が3回、下落傾向が4回見られます。この数字を見る限り、やや下落しやすい傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上もしくは10%程度の変動が4回見られます。中でも、15%以上の変動が2回あります。その他は、10%以内とどまっています。ただし、5%以内の変動はありません。
これらを考慮すると、同社の株価は、上場から年数が経過したような銘柄と違い、まだ株価が安定していないことが読み取れます。
年数が少ないこともありますが、まだ傾向らしい傾向が見受けられないので、そのときになってみないと、判断がつかないのが特長でしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
鳥貴族ホールディングス<3193>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:2,131円
下値目安:1,731円
※6/1終値1,934円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約10.2%、下落幅は約10.4%と考えられます。よって、上値は「2,131円」、下値は「1,731円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安をつけた場合は、直近につけた年初来高値をわずかに更新します。また、昨年9月につけた高値2,279円(9/30)には及びませんが、久しぶりに2,000円台に到達します。
また、年初来高値も更新することになるので、ここから上値が軽くなる可能性があるでしょう。しかし、直近に急上昇していることと、これまで短期的に上下を繰り返しているので、上昇後の反落には警戒しておくのがよいでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、5/12につけた年初来安値1,687円には到達しませんが、25日、75日移動平均線を下抜けします。そうなると、そこから下落方向に進む可能性があるでしょう。
ただし、その場合は、下がりすぎた分、再び2,000円に向かって上昇する可能性もあります。これまで短期的に上下を繰り返しているので、再度その流れで上昇するかもしれません。
このように同社は、まだ上場してから年数が経過していないこともあり、株価の変動が大きいうえ、安定していないことが見受けられます。
だから、直近の材料や期待で株価が変動しやすく、これまでのように短期的に上下を繰り返すのが特長なのでしょう。
そういった意味では、上手く上昇前に仕掛けることができれば短期売買で利益を狙うことは可能かもしれません。しかし、タイミングを間違えると、株価が反対方向へのトレンドに動き、思わぬ損失を受けるかもしれません。
上場してから年数が少ない分、こういったところはリスクでもありつつ、利益を狙うチャンスでもあります。
どちらで判断するかは、あなた次第になってしまいますが、もし利益を狙うなら、短期的に上下繰り返していることを念頭に、慎重に売買のタイミングを見極めるのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2022/6/9時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。
実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。
この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
【高橋佑輔の関連記事】