トヨタ自動車<7203>長期的な上昇が続く中、1/18に年初来高値2,475円をつけ大きく上昇中…決算発表で株価どうなる?
2/9に第3四半期決算発表を迎えるトヨタ自動車<7203>。長期的に緩やかな上昇を続けてきた中、直近1/18に年初来高値2,475円をつけ大きく上昇しました。
急上昇した過熱感から、すぐに反落しましたが、現在は再び上向き始め、更なる上昇が期待される局面にあります。
そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
トヨタ自動車<7203>の第3四半期決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間 (1月下旬~2月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が13回、下落傾向が8回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向が高い可能性が高いでしょう。
変動幅を見ると、10%以上変動したのは上下合わせて4回にとどまっています。その他の期間は、大きくても上下とも7~9%程度です。それ以外は、5%以内の小幅な変動にとどまっています。
これらをふまえると、この時期はそれほど大きな変動が見られない可能性が高いと考えられるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
トヨタ自動車<7203>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:2,381円
下値目安:2,104円
※1/28終値2,237円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.4%、下落幅は約6.0%と考えられます。よって、上値は「2,381円」、下値は「2,104円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安をつけた場合は、1/18につけた年初来高値2,475円には届きませんが、今後、さらに高値を狙う動きになることが期待できるでしょう。
ただし、急上昇などがあると、その反動で大きく反落することもありますので、その点には注意が必要でしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、現在下位にある75日移動平均線をも下抜けする直前に到達します。そのときは、75日移動平均線を抵抗線に反発する可能性が高いでしょう。
しかし、そのまま停滞した場合は、これまで違った動きをする可能性があります。そうなると、これまでの上昇傾向とは違った動きになるかもしれません。
このように同社は、順調に株価が上昇している中、ちょうど分岐点とも言えるところに差し掛かっています。
このまま順調に上昇すれば、さらに高値を狙う展開が考えられますが、もし下落するとトレンドが短期的に転換する可能性もあります。
そういったこをふまえると、これまでの順調な状況だけが継続すると考えず、下落した場合も考慮して、両面を考えながら売買の判断をするのが良いのではないでしょうか。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2022/2/7時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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