キャノン<7751>直近25日・75日移動平均線が横ばいに推移し、年末の勢いが止まりトレンド転換の可能性…決算発表で株価どうなる?

2022/01/31

 

1/27に本決算発表を迎えたキャノン<7751>。長期的に緩やかな右肩上がりを形成していた75日移動平均線ですが、直近は横這いに変化し、株価も75日移動平均線付近を推移しています。

昨年末の急上昇を受けて25日移動平均線も上向いてきましたが、直近は横ばいに推移し、ここからトレンドが転換する可能性も出てきています。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

キャノン<7751>の本決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(1月中旬~2月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:キャノン<7751>の本決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が11回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向は、ほぼ均衡していると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて2回のみです。その他は、大きくても7~8%程度の変動にとどまり、おおよそで見ても5%前後での変動と読み取れるでしょう。

これらをふまえると、この時期の同社の株価は、それほど大きく上下することはないと考えられます。ただし、上昇するのか、下落するのかは、毎年傾向がないので、的を絞りにくいでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

キャノン<7751>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:2,886.5円
下値目安:2,599円

※1/17終値2,755.5円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約4.7%、下落幅は約5.6%と考えられます。よって、上値は「2,886.5円」、下値は「2,599円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、株価の上位に位置している25日移動平均線を上抜けし、昨年つけた高値の手前まで上昇します。

ただし、直近は日本株全体が難しい状況ですので、決算内容を市場が、どのように判断するかで、ここまでの上昇があるか左右されるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、現在より一段下げた位置まで下落します。25日、75日両移動平均線を下抜けしますので、直近の下落傾向が長引く可能性があるでしょう。

しかし、直近3ヶ月まで視野を広げると、同社の株価は大きく上下に変動しています。この点をふまえると、下落傾向が長引く可能性もありつつ、再び上昇傾向に入ることもあるでしょう。

このように同社は、局部的に見ると下落傾向ですが、少し視野を広げると、ボックス圏を大きく上下に変動しているとも読み取れます。

これらの状況をふまえると、決算発表への市場への評価がマイナスに作用しても、そのまま下落し続けるとは限らず、再び上昇する可能性もあります。

そういった意味では、方向感の判断が難しい場面ですので、ここはボックス圏を抜けるまで様子見するのも選択肢の一つでしょう。

もしくは、ボックス圏が比較的上下に大きいので、上手く短期的な傾向を捉えて、売買していくのも戦略の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/1/28時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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