サトウ食品<2923>長期のボックス圏を抜け出し上昇し、直近も年初来高値更新…決算発表で、もっと上昇する可能性は?
3/9に第3四半期決算発表を迎えたサトウ食品<2923>。直近、決算発表直前から上昇し、決算当日は昨年の高値5,380円(12/10)を越えて年初来高値を更新しました。
長年横這いのボックス圏での推移してきましたが、昨年から徐々に上昇し、これまでとは違った動きが見られます。
そのような中、第3四半期決算発表を迎えた同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
サトウ食品<2923>の第3四半期決算前後の株価動向は?
同社は、昨年中頃から4,000円台を維持し続け、直近5,000円を上抜けしました。そして、決算発表のタイミングで年初来高値を更新し好調に見えます。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(2月下旬~3月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2002年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が9回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落の傾向は、ほぼ均衡していると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、2009年に15%超える上昇をしたとき以外は、ほぼ10%以内にとどまっています。これを見る限り、それほど大きく株価が変動しないと考えられるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
サトウ食品<2923>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:5,260円
下値目安:4,780円
※2/25終値4,940円を基準に計算
分析結果を見る限り、上昇幅は約6.4%、下落幅は約3.2%と考えられます。よって、上値は「5,260円」、下値は「4,780円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合ですが、すでに3/9の年初来高値で上抜けしています。つまり、データ分析で見れば、上昇はここで一服し、現在の高値から落ち着くことが予測されるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合、現在上向きになりつつある25日移動平均線、75日移動平均線の間付近に位置します。
この半年の傾向では、75日移動平均線が下値の抵抗線として反発していることが確認できます。それをふまえると、ここからの下落が加速する可能性は低いでしょう。
このように同社は、これまでの横ばいの動きから上昇の動きを見せているものの、ここから更に上昇する可能性は低いと考えられます。
さらなる上昇を期待したいところですが、ここは様子見し、今後の展開を待つのが良いかもしれません。ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/3/9時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。
実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。
この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
【高橋佑輔の関連記事】