日経平均株価、3月はどこまで下がる?~2021年版~
日経平均株価が節目となる3万円を超え、様々なところで「どこまで上がるか?」ということがテーマになっています。
しかし、2月末に約1200円下落したとたん、様々なところで「バブルがはじけた」「これまでが上がり過ぎだった」ということがテーマになっています。
そして、再び3月に入ると一時約600円上昇したことから、再びどうなるのかが注目されています。
このように日経平均株価の動向が、投資家心理を左右する側面もありますので、その動向が気になる方も多いかもしれません。
そこで今回は、ここからの日経平均株価の「3月は、どこまで下がる可能性があるのか?」をデータ分析してみました。
日経平均株価、3月はどこまで下がる?
日経平均株価は、3月に例年どのような傾向が見られるのでしょうか?さっそくですが、そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が11回見られます。この数字を見る限り、上昇と下落が均衡していると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、2012年は、20%弱まで上昇していますが、全体的には、ほぼ10%前後の範囲で推移しています。
なお、この分析結果を見る限り、平均上昇幅は約7.9%、平均下落幅は約8.1%と考えられます。
よって、2021年3月の終盤時点での日経平均株価は【24,595円55銭~28,888円40銭】を目安に推移すると考えられるでしょう。
ただし、これはあくまでも平均値です。昨年のような暴落があると約23%の下落も想定されます。その場合は【20,607円8銭】まで下落する可能性もあるでしょう。
また、これはコロナウイルスの突発的な要因の影響ですので、それ以前の最大下げ幅で考えると約12%の下落が想定されます。その場合は【23,284円1銭】まで下落する可能性もあるでしょう。
なお、現在は平均値の上昇時の株価をすでに超えています。それを考慮すると、実際に下落が起きた場合は、もう一段高い水準に落ち着くかもしれません。
3月前半の日経平均株価は、どうなる?
下のグラフをご覧ください。これは、私が独自に開発した「株トレンド指数」という株式市場の動向を見るための指数動向です。これが前月と3/1まで状況です。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
この株トレンド指数と日経平均株価には、相関がありませんが、株式市場全体の動向は、こちらの指標で確認できます。
データを見る限り、これまで上昇トレンドを示す「天井指数」が、一時的には高かったものの再び失速しています。それに対し、「押し目買い指数」が急上昇し、「暴落指数」も目立ち始めています。
これを考慮すると、これらの指数と相関はないものの、株式市場全体が「まだ方向感が定まらない状況」と読み取ることができるでしょう。
強いていうなら、「押し目買い指数」がやや目立っていますので、そのセオリー通り、上昇トレンドの中の一時的な下落で、再び上昇することも考えられるでしょう。
いずれにしても、この3月の前半は、この流れが続く限り、方向感が定まらない難しい株式市場になるでしょう。反対に言えば、この流れが途切れたとき、方向感が定まり売買しやすくなるとも言えるかもしれません。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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