インドの規制・制度改革 高額紙幣廃止、着実に進むブラックマネー撲滅

2016/11/14

インドの規制・制度改革 高額紙幣廃止、着実に進むブラックマネー撲滅

【ポイント1】高額紙幣廃止発表

2016年12月30日が交換期限

■11月8日にモディ首相は、現在流通している高額紙幣(500ルピーと1,000ルピー札)の廃止を発表しました。

■旧高額紙幣は、2016年11月8日より使用できなくなり、原則、同年11月10日以降12月30日までは、銀行で預金または銀行および郵便局で両替(当初4,000ルピー)が出来ます。

■また、新紙幣(500ルピーと2,000ルピー札)は、2016年11月10日以降に発行される予定です。

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【ポイント2】進むブラックマネー撲滅

高額紙幣廃止の効果に期待

■モディ政権発足以来、ブラックマネー法(2015)制定、高額品や不動産購入時の納税番号(PAN)の提示義務化などによりブラックマネー(無申告の国内外所得と資産)撲滅を進めて来ました。

■不正蓄財に使われるとされる高額紙幣が流通紙幣に占める割合は約86%といわれ、その廃止はブラックマネー撲滅に効果があると期待されます。

 

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【今後の展開】中長期的には経済成長への大きな寄与が期待される

■インドの一般消費者は、日々の消費額が少なく、日常生活での消費への影響はほとんど無いと思われます。一方、富裕層については、不正蓄財が一般化しているとされ、高額品については、一時的に消費の減少が見られる可能性があります。

■中長期的に、(1)ブラックマネーが実態経済へ組み込まれることによるGDP成長率の上昇、(2)ブラックマネー撲滅による徴税率の向上、(3)高額紙幣廃止に伴う預金増加による貯蓄率の上昇などが予想され、経済成長への寄与が大きいと期待されます。

(2016年11月14日)

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