トレックスセミ<6616> 16年3月期は第3四半期のアジア地域失速等で減益予想だが受注は回復傾向

2016/03/08

省エネルギー性能の良い小型電源用ICに特化するファブレス半導体メーカー
16年3月期は第3四半期のアジア地域失速等で減益予想だが受注は回復傾向

業種:電気機器
アナリスト:高坂 茂樹

◆ 事業内容
・トレックス・セミコンダクター(以下、同社)は、省電力小型電源制御用ICの開発に特化するファブレス半導体メーカーである。
・同社の強みは、アナログ回路設計技術を熟知する経験豊富なエンジニアや蓄積されてきた回路図等のIPの存在と、ファブレスモデルにより環境変化に左右されにくい収益構造を採っていることである。

163月期第3四半期決算
・16/3期第3四半期累計決算は前年同期比6.7%増収で営業利益は横ばいであった。第3四半期会計期間にデジタル家電、情報機器、PC等の需要分野向けの売上高が低迷した。
・注力している産業機器、車載機器向けの販売は好調であった。経常利益が21.6%減となったのは、前年同期に338百万円計上された保有資産の為替評価差益が37百万円に縮小したためである。

◆ 16年3月期予想
・同社は16/3期業績予想を売上高(期初予想11,000百万円→修正予想10,500百万円)、営業利益(同順で1,400百万円→1,250百万円)、経常利益(同順で1,350百万円→1,000百万円)のいずれも下方修正した。
・売上高及び営業利益については、第3四半期会計期間の失速が要因であり、第4四半期会計期間は回復傾向にあるとしている。証券リサーチセンターは、同社修正予想は概ね妥当と判断している。

◆ 中期業績見通し
・同社は産業機器や車載機器などの需要分野を牽引役として、18/3期までに売上高130億円、売上高営業利益率18%を目指すとしている。
・車載機器分野の開発加速を目的とする関西技術開発センターや、有力半導体メーカーのリファレンスデザイン採用拡大等を目的とする米国開発拠点を16年4月に開設予定で、製品開発力の強化が期待される。

 

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資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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