エフティコミュニケーションズ(2763)更なるクロスセルに向けて

2014/03/24

ビジネスホン、OA機器(複合機)及び自社ブランドのLED照明などを小規模事業者向けに販売する法人事業を収益源とするエフティコミュニケーションズの業績が好調に推移している。低採算事業からの撤退に伴い売上高は減少しているものの、同社の損益は着実な向上傾向を示している。ここでは、従来からの商材に加えて新商材を追加的に販売して法人顧客当たり売上高を引き上げるクロスセルの奏功が大きく貢献している模様である。法人事業においては、2011 年8 月に新規投入された自社ブランドのLED照明が同事業セグメントの売上高の30%前後を占めるに至るまで成長している一方、法人顧客のセキュリティ強化のニーズに対応するサーバー及びUTM(Unified Threat Management、総合脅威管理システム)の拡販による寄与が拡大基調にある。更には、環境保護に貢献すると同時に空調機器の電力消費を10%~40%削減するとされているノンフロン自然冷媒ガスを新商材とした事業展開が開始されつつある。同社は、短期間で主力商材となった自社ブランドのLED照明に次ぐ規模の新商材とすべく、ノンフロン自然冷媒ガスの販売体制の整備を進めている。

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