商船三井<9104>9月の高値更新後は反落し、再上昇のきっかけなく方向感なく横ばいに推移中…年末に向け株価どうなる?

2023/12/07

 

10/31に第2四半期決算発表を終えた商船三井<9104>。同社は5月以降に堅調に上昇し始め、9/20には年初来高値を更新しました。

それ以降は反落するものの、引き続き再び高値圏まで上昇できる位置にはいます。ただし、まだ方向感なく横ばいに推移していることもあり、なかなか再上昇のきっかけがない状況でもあります。

このよう同社ですが、ここから年末に向けてどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

商船三井<9104>の12月の傾向は?


同社の株価は、12月(12月初旬~12月末)に、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

商船三井<9104>の12月の傾向|シナジスタ

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が15回、下落傾向が8回見られます。この数字を見る限り、明確に上昇傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて12回あります。そのうち9回は上昇時に発生しています。

15回の上昇のうち9回が10%以上の変動であることを考慮すると、比較的大きく上昇する傾向があると読み取れます。

ただし、下落時は15%以上の下落なども見られますので、下落時もやや注意が必要です。

対して、5%以内の変動は、上下合わせて8回見られます。その他は中程度の変動であることをふまえると、極端な値動きをする傾向があるとも読み取れます。

これらを考慮すると、同社の株価はこの時期に全体として上昇傾向があり、小幅に変動する場合と、大幅に変動する場合のように極端な値動きをすると予測されます。

5%を境に、小幅に動くか、大幅に動くかが分かれると考えられますので、このあたりを目安に動向を見ていくと良いかもしれません。

では、同社の株価は、この12月にどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

商船三井<9104>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:4,659円
下値目安:3,820円

※11/27終値4,158円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約12.0%、下落幅は約8.1%と考えられます。よって、上値は「4,659円」、下値は「3,820円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、9/20につけた年初来高値をわずかに更新します。そうなると、各移動平均線が上向きに変わることを予測されます。

それにより上昇の準備が整い、年始からの上昇を期待できるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、200日移動平均線までは下がらないものの、25日・75日移動平均線を下抜けします。

こうなると、再び直近よりも一段低い位置での推移が続き、しばらくは4,000円前後の推移になるでしょう。

下落時は2回に1回程度の頻度で10%付近や15%付近まで下落することがありました。今回はそこまで下落が加速しないかもしれませんが、もし下値目安まで下落した場合は、リスク管理として15%付近の下落も想定しておくと良いでしょう。

このように同社は、これまで順調に上昇してきたものの、年初来高値更新後は下落し、なかなか再上昇することなく横ばいに推移しています。

例年の上昇傾向に今月も当てはまれば、再上昇のきっかけになりますが、万が一下落した場合は、もう一段低い位置での横ばいの推移が予測されます。

比較的極端な値動きをする傾向があるので方向感はつかみやすいかもしれませんが、直近はボックス圏を推移していることもあり、予測が難しい可能性もあります。

その場合は、下落リスクがないとは言えない状況ですので、無理に仕掛けることなく様子見をして、年明け以降に方向感が出るまで待つのが良いかもしれません。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/12/5時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) ー高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)ー

トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。

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