SHOEI<7839>7月末の上昇から急落で下落トレンドに突入し、直近反発するも上値重たく軟調に推移中…決算発表で株価どうなる?
11/15に本決算発表を迎えたSHOEI<7839>。23年前半はおよそ2,400円から2,800円の中での推移を続けていました。
その後、7月末に大きく上昇してから急落し、そこから各移動平均線も右肩下がりに変化し、下落トレンドに突入しています。
そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
SHOEI<7839>の本決算前後の株価動向は?
同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(11月上旬~12月上旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2004年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が5回、変わらずが3回見られます。この数字を見る限り、明確に上昇傾向があると読み取れるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて8回あります。そのうち7回は上昇時で、中には20%以上の上昇も見られます。反対に下落時にも1回のみ30%近い下落が見られます。
対して、5%以内の変動は変わらずと上下合わせて9回あります。ここから、同社の株価は小さく動くときと大きく動くときの差が、とても大きいことが分かります。
よって、これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として上昇傾向があり、大きく変動することも期待できますが、小幅にとどまる可能性もあるでしょう。
比較的極端な動きをする傾向が見られますので、もし5%以内の変動にとどまらず、この水準をこえる場合は、動いた方向へ一気に動くことも想定しておくと良いでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
SHOEI<7839>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:2,337円
下値目安:1,895円
※11/6終値2,108円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約10.8%、下落幅は約10.1%と考えられます。よって、上値は「2,337円」、下値は「1,895円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、10月下旬からの反発が続き、75日移動平均線を上抜けします。これにより、夏場から続く下落トレンドから抜け出すようにも見受けられます。
しかし、まだ再上昇までの条件がそろわず、しばらく様子見の姿勢が強まることが想定されます。もし、上昇しても楽観視せず、厳しめに見ていくのが良いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、10/30につけた年初来安値1,947円を更新します。そうなると、反発が止まり再度下落に転じ、再上昇までは時間が掛るでしょう。
2022年3月や2021年5月の水準よりもやや下まで下落してきます。過去の傾向を見る限り、非常に大きく下落することもありますので、それらの水準よりも下回る可能性もあるでしょう。
いずれにしても、下落した場合はリスク管理の徹底や、短期トレードではなく長期的視点で検討するなど、これまでとは違った対策が必要になるかもしれません。
2020年から上昇してきた同社ですが、上昇しても上値が重たく、これまでの傾向にあった大幅な上昇は難しいように見受けられます。
反対に、この上値の重たさから、一度だけですが過去にあった大きな下落のように、ここで反発が終わり一気に下落することも考えられます。
いずれにしても、楽観的なシナリオになるのは難しいと考えられますので、下落リスクに備えて守りを固めておくのが良いでしょう。
もし、これから仕掛ける場合でも、まだ方向感が出ていないタイミングですので、方向感が出るまで様子見するのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2023/11/14時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。
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