日本マクドナルド<2702>ボックス圏を抜け再上昇し、直近も高値更新など高値圏を好調に推移中…決算発表で株価どうなる?
11/10に第3四半期決算発表を迎える日本マクドナルドホールディングス<2702>。5月の高値更新後は、上下動を繰り返しながらも高値圏を維持し続け、直近に再上昇し、再び高値を更新しています。
そして、直近の上昇を受け、各移動平均も横ばい状態から、ようやく上向きに変化し、ここから更に好調に推移しそうにも見受けられます。
そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
日本マクドナルドホールディングス<2702>の第3四半期決算前後の株価動向は?
同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(11月初旬~11月下旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2001年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が15回、下落傾向が6回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向があると読み取れるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて約15%上昇したときの1回のみです。その他は、上下とも最大でも5~6%にとどまっています。対して、5%以内の変動は、変わらずも含めると上下合わせて19回あります。
これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として、上昇する確率は高いものの小幅にとどまる可能性が高いでしょう。
そのようなこともあり、株価が動きにくく、値動きを掴むのが難しい展開が続くことも予測されます。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
日本マクドナルドホールディングス<2702>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:6,080円
下値目安:5,770円
※10/31終値5,890円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約3.2%、下落幅は約2.1%と考えられます。よって、上値は「6,080円」、下値は「5,770円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、11/2につけた年初来高値6,000円をわずかに上抜けします。そうなると、引き続き好調な推移が続くでしょう。
なお、これまでも高値更新後は、いったん売りに押される場面を繰り返しています。11/1、11/2と連日高値更新をしている状況ですが、このような反落の動きがある可能性を考えておくと良いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、25日移動平均線を下抜けし、75日移動平均線との中間あたりに届きます。
ただし、この直近3ヶ月は、この75日移動平均線が抵抗線をして機能している様子が見受けられます。この点や、この時期の傾向を見ると、大きな下落は想定しにくいでしょう。
万が一、過去の傾向にないほど下落した場合は、これまでのトレンドが転換する恐れがあります。想定しにくい状況ではありますが、悲観的なシナリオとして考えておくと良いでしょう。
このように同社は、夏場以降上昇し、秋口はボックス圏を推移したものの、直近でボックス圏を抜け、再上昇してきました。
各移動平均線も横ばいから上向き初めているので、ここのまま好調に推移すると予測されるでしょう。
ただし、その一方で、例年の傾向を見ると、2008年の約15%上昇を除き、大きな変動が見られない動きもあります。
そういったことをふまえると、好調は維持しつつも、値動きが小幅であることから、短期での方向感がつかみにくいかもしれません。
そのような部分も見られますので、好調であることを楽観視しすぎることなく、次の変動がどうなるか中立的な視点で見ていくのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2023/11/8時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。
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