日本郵船<9101>今年から短期的な上下を繰り返すも、横ばい状態が続き方向感乏しく推移中…決算発表で株価どうなる?

2023/05/11

 

5/9に本決算発表を迎えた日本郵船<9101>。2021年以降大きく上昇してきた同社株価ですが、今年からは1ヵ月ほどの短期間で上下動を繰り返し、長期的に見ると横ばいに推移しています。

その動きの通り200日移動平均線も、ほぼ横ばいに推移し、直近は25日・75日移動平均線も横ばいに推移し、方向感が乏しい状態が続いています。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

日本郵船<9101>の本決算前後の株価動向は?


同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(4月下旬~5月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:日本郵船<9101>の本決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が13回、下落傾向10回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は6回あります。ほぼ10%の変動も含めると、合計8回見られます。それに対して、5%以内の変動は上下合わせて10回あります。

これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体としてやや上昇傾向があるものの、比較的小幅変動とどまる可能性が高いでしょう。

ただし、注意しなければならないのが、上昇時と下落時の傾向の違いです。

上昇時は、そのときよって変動がばらついています。しかし、下落時は、ほぼ10%の変動も含めると、10回中5回が10%程度の変動です。

よって、もし下落方向に株価が動いた場合は、高い確率で10%程度まで変動することを予測しておくと良いでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

日本郵船<9101>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:3,455円
下値目安:2,978円

※4/25終値3,250円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.3%、下落幅は約8.3%と考えられます。よって、上値は「3,455円」、下値は「2,978円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、4月中旬頃からの短期的な下落から上昇に転じ、再度上向きに推移します。しかし、4/18につけた3,500円には届きません。

そのようなこともあり、この目安をピークに再び下落する可能性があるでしょう。ただし、この動きで25日・75日移動平均線が上向きになることも想定されます。

もし、このような動きが見られた場合は、そのままこの目安の水準を維持することになるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、200日移動平均線から大きくマイナス乖離します。直近もギリギリの水準ですが、この動きが見られると、更に一段下落することも考えられるでしょう。

そして、そのまま1/5の年初来安値2857.5円付近まで下落が加速する恐れもあります。

このように同社は、上方向にいくか下方向にいくかの判断難しい方向感がない状態です。ただし、全体としても上昇しても、更に上昇を想定しにくいことから、上値が重たいと考えられます。

また、万が一下落方向に進んだ場合は、年初来安値更新の可能性も出てきます。

そういった意味では、ここは積極的に挑むよりも、まずは方向感が出るまで慎重に様子見するのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/5/10時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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