日経平均レバレッジ<1570>ボックス圏を上下しながら方向感なく推移中…月末に向け株価どうなる?
日経平均レバレッジ<1570>の動きが気になる人はいますか?
個人投資家に人気のある日経平均レバレッジ<1570>。その出来高や売買代金からも、ともて人気のあることが見受けられます。
日経平均株価の騰落率に連動したレバレッジ型のETFということもあり、日々の値動きに注目している方も多いかもしれません。
直近は日経平均株価の推移と連動し、ボックス圏を推移しているように見えますが、この10月は月末に向けて、どのように株価が推移することが予測されるのでしょうか?
日経平均レバレッジ<1570>10月の傾向は?
では、同社の株価は、10月に例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2012年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が7回、下落傾向が3回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて4回あります。その中には、下落時に約25%の変動もあります。5%以内の変動は上下合わせて4回あります。
これらを考慮すると、10月は全体として上昇傾向があるものの、変動幅はそのときになってみないと分からないと読み取れるでしょう。
ただし、上昇時と下落時は傾向が変わるとも考えられます。上昇時は7回のうち4回が、10%以上もしくは、ほぼ10%の上昇です。
また、上昇時は、10%程度の上昇も見られますが、それ以外は小幅にとどまっています。
反対に下落時は、2018年の25%以上の下落を除くと、それほど大きな下落は見られません。
このように上昇時は、比較的大きく上昇する傾向がありつつ、小幅に動くときは小幅に動く傾向があり、下落時は比較的小さな下落にとどまる傾向があります。
しかし、下落時は2018年のことがありますので、楽観視することなく、このような大幅下落のリスクがあることは常々警戒しておくと良いでしょう。
よって、全体からも読み取れる通り、変動幅については、そのときになってみないと、なかなか予測するのが難しいということがデータ分析からも分かりました。
日経平均レバレッジ<1570>は、日経平均株価に連動したETFですので、日経平均株価の動きに似ていると言えば似ていますが、随所に違う部分があり、そこが傾向として出ているとも考えられます。
例えば、年間を通じて見ると、売買がしやすい月と、売買が難しい月など、そういった傾向も見られます。
合わせて、今年はもみ合いのような状況が続き、ここからの展開が、より予測しにくい状況が続いています。
そのようなこともありますので、ぜひ、このような情報をふまえて、ここから月末に向けたあなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2022/10/19時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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