JT<2914>8月の急落から再上昇し年初来高値を更新するも、直近は横ばいに推移中…月末に向け株価どうなる?
JT<2914>の株価の動きが気になる人はいますか?
10/17に年初来高値を更新したJT<2914>。高配当銘柄として、ランキングの上位にある同社ですが、8月上旬に高値圏から急落するものの、そこから上昇し再び高値圏を推移しています。
しかしながら、8月下旬以降なだらかに上昇してはいるものの、横ばいに近い状態で推移し、なかなか次の展開にいくことなく、もみ合いの状況が続いています。
そのような中にも関わらず、今月年初来高値を更新した同社ですが、この10月は月末に向けて、どのように株価が推移することが予測されるのでしょうか?
JT<2914>10月の傾向は?
では、同社の株価は、10月に例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が12回、下落傾向が10回見られます。この数字を見る限り、やや上昇のほうが回数は多いですが、ほぼ均衡していると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて3回あります。しかも、下落時には約40%の大幅下落を記録しています。5%以内の変動は上下合わせて 14回あります。
これらを考慮すると、同社の10月の株価は、比較的小幅に変動する可能性が高いものの、上下が均衡しているので、どちらに動くかは、その年になってみないと分からないでしょう。
また一度だけではありますが、約40%の下落がありましたので、何か材料があると想像以上に動くことも想定されます。
基本的には、上下に小幅変動すると想定して良い思いますが、思わぬ材料が出たときには、最悪のシナリオとして、記録的な下落があると想定しておくと良いでしょう。
なお、ちょうど直近の状況が当てはまりますが、このデータの通り、小幅変動にとどまることから、小さなボックス圏を推移することが想定されます。
この10月も25日・75日移動平均線の上に株価が位置し年初来高値を更新しているものの、スッキリと上昇することなく、小幅に値動きするもみ合いのような状況が続いています。
もちろん、まだ過熱感があるところには至っていないので、ここから月末に向けてさらに上昇する可能性もあるかもしれません。
ただし、これまでのデータを見る限り、10%付近の上昇も少ないので、平均的な上昇率である4.4%程度にとどまるでしょう。具体的な株価でみると「2480円」が、ここからの上昇の目安になるでしょう。
この10月に年初来高値を更新していますので、そのままの勢いで上昇を期待したいところですが、今月の傾向をふまえると、案外ここからの上値が重たいと考えられます。
ぜひ、このような情報をふまえて、ここから月末に向けたあなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2022/10/19時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。
実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。
この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
【高橋佑輔の関連記事】