今週の注目レポート (5月17日)

2024/05/20

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。


●unerry(5034)【 1→1】

「3Q利益は四半期過去最高、業容拡大をテコに持続的成長へ」
投資評価「1(Buy)」を継続。目標株価は3,530円とする。目標株価、業績予想ともに前回評価時から引き下げる。収益の趨勢がTIWの想定より緩やかなことなどを鑑みた。他方、引き続き力強い利益モメンタムが見込めるなか、依然株価指標面からの評価余地は大きいと考える。24/6期3Q(1~3月)業績は、売上高937百万円(前年同期比45%増)、営業利益207百万円(同102%増)となった。四半期利益としては過去最高。通期会社予想は据え置かれた。
予想ROE:9.9% PBR:5.9倍、来期予想PER:23.8倍、来期予想EPS成長率:261%
株価(5/17終値):2,756円 Fモデルによる理論株価:2,562円(5月16日by岩元泰晶)

●いすゞ自動車(7202)【 1→1】
「25/3期は一時的に減益を想定も過去2番目となる高い営業利益確保を同社は計画」
インフレ影響等により新興国CV(商用車)及びタイ国内向けLCV(ピックアップトラック及びその派生車)の市況が厳しく、同社の24/3期グローバル販売台数は前期比14%減となり、25/3期も24/3期比9%減と連続で減少する見込みだ。こうした厳しい市場環境下でも価格改定推進、アフターサービス伸長(24/3期のアフターサービス売上高は前期比7%増の5,510億円)などによる収益力向上により24/3期は営業過去最高益を確保し、25/3期は減益とはいえ過去2番目となる高い営業利益を同社が見込んだことが評価できる。
予想ROE:9.7% PBR:1.1倍、来期予想PER:8.1倍、来期予想EPS成長率:16%
株価(5/17終値):2,021.5円 Fモデルによる理論株価:2956円(5月16日by高田悟)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。
算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
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独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。

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