ファーストリテイリング<9983>8月中旬に年初来高値更新し高値圏を維持するも、直近はやや下落方向へ動き軟調に推移中…決算発表で株価どうなる?

2022/10/12

 

ファーストリテイリングの株価が気になる人はいますか?

10/13に本決算発表を迎えるファーストリテイリング<9983>。今年前半は55,000円前後で低調に推移していましたが、6月以降徐々に上昇を開始し、8/17には年初来高値を更新しました。

しかし、その後はそのまま高値圏を推移するものの軟調に推移し、株価が25日移動平均線を下抜けするなど、やや下落方向へ動いています。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

ファーストリテイリング<9983>の本決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(10月上旬~11月上旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:ファーストリテイリング<9983>の本決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移では、上昇傾向が11回、下落傾向が11回見られます。この数字を見る限り、この時期は上昇傾向と下落傾向が均衡していると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて7回あります。その中には、25%以上の上昇や15%には届かないもの近い水準の変動もあります。

5%以内の小幅変動は、上下合わせて7回です。なお、5~10%の変動は8回あり、10%以上と合わせると、15回あります。

これらを考慮すると、同社の株価は、小幅に変動するときも、それなりに多いものの、確率としては比較的大きく変動する傾向があると読み取れるでしょう。

加えて、上昇する確率と下落する確率が均衡しているので、株価がどちらに動くか分からないうえ、変動が比較的大きいという難しい傾向があるでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

ファーストリテイリング<9983>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:83,910円
下値目安:71,570円

※10/3終値76,320円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約9.9%、下落幅は約6.2%と考えられます。よって、上値は「83,910円」、下値は「71,570円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、25日移動平均線を上抜けすることもあり、8月中旬以降の軟調な推移から、やや上昇傾向に変わるでしょう。

ただし、8月中旬に付けた年初来高値には届かないこともあり、その勢いはそのまま続くことは想定しにくい状況です。

もし、上昇方向に向かっても、再び軟調に推移することが想定されるので、あくまでも短期的な上昇と捉えておくと良いでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、大きな下落にはならないものの、25日移動平均線が75日移動平均線を下抜けし、直近の軟調な推移が加速すると考えられるでしょう。

もし、そのまま低迷が続くと、現在の株価の下位にある、200日移動平均線付近まで下落する可能性も出てきます。

大きな下落の可能性は低いものの、そこからの動き次第で、さらなる下落も想定されるので、この点には注意が必要でしょう。

このように同社は、この時期に上昇と下落が均衡していることもあるうえ、直近の動向をふまえても、どちらのシナリオも考えられます。

ただし、いずれの場合も上値は重たく、ここから勢いよく上昇は考えにくい状況です。そういったこともふまえると、まだ方向感が見えないうえ、上値も重たいので、方向感が出るまで様子見するのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/10/7時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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