セブン&アイ<3382>2月に年初来高値を更新するも、その後は上下を繰り返しながら再度高値圏を推移し、直近は下落中…決算発表で株価どうなる?

2022/10/08

 

10/6に第2四半期決算発表を迎えたセブン&アイ・ホールディングス<3382>。今年から上昇し、2月には年初来高値を更新しました。

しかし、その後は、上下を繰り返し夏場には失速しかけたものの、9月から再び高値圏を推移し、今月はまた上下に変動するなど、なかなか方向感がつかみにくい展開が続いています。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

セブン&アイ・ホールディングス<3382>の第2四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(9月下旬~10月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:セブン&アイ・ホールディングス<3382>の第2四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2006年から2021年の株価の推移では、上昇傾向が7回、下落傾向が9回見られます。この数字を見る限り、この時期はやや下落傾向があると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下ともありません。大きくても下落時の8%にとどまっています。それに対して、5%以内の変動は、上下合わせて12回あります。

また、全体として上昇時よりも下落時のほうが、やや変動幅が大きいことが読み取れます。

これらをふまえると、同社の株価は、やや下落傾向があるものの、小幅な変動にとどまる傾向があると考えられるでしょう。

ただし、下落時のほうが変動幅が大きく、8%前後の変動も見られるので、下落時は上昇時よりも注意が必要でしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

セブン&アイ・ホールディングス<3382>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:6,087円
下値目安:5,653円

※9/22終値5,914円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約2.9%、下落幅は約4.4%と考えられます。よって、上値は「6,087円」、下値は「5,653円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、2/1につけた年初来高値6,083円を更新します。そうなると、上昇の勢いが増し、さらに上昇すると考えられるでしょう。

ただし、そのときは、5日・25日移動平均線から5~10%など乖離すると、一時的な過熱感から反落することも予測されます。

もし、短期売買で利益を狙うときは、移動平均線セントの乖離率をポイントに、売買のタイミングを見るとよいでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、直近の株価付近にとどまりますので、そこから更に大きな下落の可能性は低いでしょう。しかし、そのときは同価格帯を横ばいに推移すると考えられます。

なお、もし下落方向に変化する場合は、現在株価の下位にある75日・200日移動平均線を下抜けしたときだと考えられます。そうなると、これまでと変わり5,000円台前半での推移に変化するでしょう。

このように同社は、この時期に下落しやすい傾向はあるものの、比較的小幅な変動ということもあり、ここから大きく崩れることは予測しにくい状況にあります。

ただし、直近の株価を見る限り、上昇への期待もしたいところですが、現状維持もしくは、75日・200日移動平均線を下抜けし、新たな展開になることも予測されます。

やや上値が重たいとも考えられますので、ここから上昇するのか、それとも直近の価格帯にとどまるのかを見極めてから、売買のタイミングを見るのが良いかもしれません。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/10/6時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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