コーナン商事<7516>夏場に年初来高値更新も、そこから失速し9月下旬に年初来安値更新後も軟調に推移中…決算発表で株価どうなる?

2022/10/09

 

10/11に第2四半期決算発表を迎えるコーナン商事<7516>。今年の年初3,400円から始まった同社ですが、3,400円から3,800円の幅で上下動しながらも、徐々に値を上げ、7/25には年初来高値3,970円を更新しました。

しかし、その後は一転し、直近3ヵ月は下落に転じ、9/26には年初来安値を更新しました。そして、現在は3,000円台前半を推移中です。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

コーナン商事<7516>の第2四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(9月下旬~10月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:コーナン商事<7516>の第2四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移では、上昇傾向が13回、下落傾向が9回見られます。この数字を見る限り、この時期は上昇傾向があると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて10回あります。中には、約20~36%の上昇や、約20~28%の下落など、とても大きく変動している年もあります。

それに対して、5%以内の変動は、上下合わせて9回です。

これらを考慮すると、同社の株価は、比較的大きく上下に変動する傾向がありつつも、小さく変動するときは小さく変動するという掴みにくい傾向があると考えられます。

また、他の銘柄と比較しても、変動幅が大きく、最大10%で見るのではなく、30~40%の変動もあることを想定しなければなりません。

ある程度の傾向はあるものの、全体として変動幅が大きいので、実際に売買するときは、慎重にタイミングを見極める必要があるでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

コーナン商事<7516>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:3,660円
下値目安:2,970円

※9/26終値3,285円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約11.3%、下落幅は約9.5%と考えられます。よって、上値は「3,660円」、下値は「2,970円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、現在の株価より上位にある200日・75日移動平均線を上抜けします。そうなると、夏場から続く下落トレンドが転換する可能性が出てくるでしょう。

ただし、同社の株価は、今年前半に10%の値幅で上下を繰り返しているほど、変動幅が大きい傾向があります。それを考慮すると、ここでトレンドが転換せず、短期的な上下を繰り返すことが想定されます。

そのような動きの特長もありますので、もし上値の目安に到達しても、楽観視することなく大きく上下することを想定しながら動向を見ていくと良いでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、9/26の年初来安値を更新します。そうなると、ここから、さらにもう一段下落すると考えられます。

約2年ぶりの安値ですので、そこからの反発を期待したいところですが、しばらくは低位での推移が続くと考えられるでしょう。

このように同社は、他の銘柄に比べて変動幅が大きいこともあり、今年もなかなか難しい展開が予測されます。

もし、上方向に動けば、夏場以降のトレンドの転換も期待できますが、それでも上下する可能性があります。反対に下方向に動くと、しばらく軟調に推移することが予測されます。

全体としても、大きく動くときは動き、小さく動くときは小さく動くなど、イマイチ掴みにくい傾向があります。

楽観的にどちらか一方に変動すると考えて売買をしてしまうと、思わぬ方向に株価が変動することも考えられます。

それもふまえると、今年のこの時期の売買は、とても慎重に見極める必要があるでしょう。むしろ、ある程度価格帯が分かるまでは様子見したほうが良いかもしれません。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/10/6時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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