日立製作所<6501>8月に年初来高値更新し高値圏を好調に推移するもの、今月半ばから急落し失速中…月末に向け株価どうなる?

2022/09/26

 

7/29に第1四半期決算発表した日立製作所<6501>。決算直後には、一段下げましたが、10日ほどのもみ合いの後、すぐに下落前の水準を回復しました。

そこから8/19には年初来高値を更新し高値圏を推移していたものの、今月末に向けて失速し、株価が25日・75日移動平均線を下抜けしてきました。

このよう状況の同社ですが、決算発表を終えたこの9月は、月末に向けてどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

日立製作所<6501>の9月の傾向は?


同社の株価は、9月(9月上旬~10月上旬)に、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:日立製作所<6501>の9月の傾向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が12回見られます。この数字を見る限り、この9月に同社は均衡よりは、やや下落しやすい傾向があると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて3回あります。それに対し、5%以内の変動は、11回あります。

これらを考慮すると、同社はこの時期に、やや下落しやすい傾向はあるものの、比較的小さな変動にとどまる可能性が高いでしょう。

では、同社の株価は、この8月にどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

日立製作所<6501>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:7,417円
下値目安:6,555円

※9/1終値6,961円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.5%、下落幅は約5.8%と考えられます。よって、上値は「7,417円」、下値は「6,555円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、8/19に付けた年初来高値を更新する可能性があります。ただし、直近の株価が25日・75日移動平均線を下抜けしているので、今年の9月は上昇する可能性は低いと考えたほうが良いかもしれません。

なお、もしここから一気に上昇し、目安に到達したときは、年初来高値を更新することもあり、短期的に上昇が続くでしょう。しかし、25%移動平均線から5%程度乖離したときは、過熱感から下落することを想定したほうが良いでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、9月前半の価格帯より、一段下げることになります。そして、直近にこの下値の目安に近い価格帯まで下落しています。

ここまで下落すると、ここから更に下落することを心配してたいところですが、まだ200日移動平均線を下抜けするところには届きません。

これを考慮すると、ここで下げ止まり、これまでの傾向をふまえても、ここから更に下落する可能性は低いでしょう。

このように同社は、今月末に向け下落を開始ししていることもあり、更に下がるのではないかと気がかりなところかもしれません。

しかし、これまでの傾向を見る限り、そこまで大きな下落傾向はなく、これまでの傾向通りの下落の範囲に収まるのではないかという動きをしています。

そういった意味では、ここから更に下落することのリスクが少ないと分かるタイミングまで様子見し、そこから次の展開に向け投資の判断をするのが良いのではないでしょうか。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/9/25時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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