ソニー<6758>長期の上昇傾向が年初来高値更新で終焉し、その後は軟調に推移し、直近も方向感なく横ばいに低迷中…月末に向け株価どうなる?

2022/08/16

 

7/29に第1四半期決算発表を迎えたばかりのソニーグループ<6758>。長期的に上昇傾向にあった同社株価ですが、今年はじめの年初来高値更新後は失速し、低調に推移しています。

直近は、11,000円前後を方向感なく推移し、これから上昇するのか、下落するかが、全く分からない状況が続いています。

このように何とも難しい状況が続いている同社ですが、決算発表直後のこの8月に、どれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

ソニーグループ<6758>の8月の株価動向は?


同社の株価は、8月(8月上旬~9月上旬)に、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:ソニーグループ<6758>の8月の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が8回、下落傾向が14回見られます。この数字を見る限り、この時期は下落傾向があると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて、7回見られます。その中には15%以上の変動も見られます。5%以内の変動は上下合わせて12回見られます。

なお、ここで注意したいのは7回のうち下落方向に動いたのが5回あることでしょう。大きく変動するときは、下落方向にいきやすいのが、同社の特長でしょう。

これらを考慮すると、同社の株価はこの時期に下落しやすく、しかも大きく株価が下落方向に動きやすい動向があると読み取れます。

では、同社の株価は、この8月にどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

ソニーグループ<6758>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:11,965円
下値目安:10,500円

※8/1終値11,320円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約5.7%、下落幅は約7.2%と考えられます。よって、上値は「11,965円」、下値は「10,500円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、現在の株価よりも高い位置に到達します。ただし、依然として200日移動平均線よりも下に株価が位置することになるので、年初来高値のような水準まで上昇するには時間を要するでしょう。

なお、25日・75日移動平均線は、直近で下落傾向から横ばいになりました。もし、ここから上昇するのであれば、この両線が上向いていくことが必須でしょう。ここからも、なかなか上値が重たいことが読み取れます。

反対に、下値の目安に到達した場合は、大きな下落にはつながらないものの、およそ4カ月ぶりの安値をつけます。

そうなると、現在のボックス圏での推移から、やや下落方向に動きはじめる可能性があるでしょう。そして、そのまま低迷する可能性があるので、もしこのような動きになった場合は注意が必要でしょう。

このように同社は、今月に下落しやすく、比較的大きく下落しやすい動向をふまえると、ここからすっきりと上昇するのは、なかなか難しいかもしれません。

上値も重たく、下落する場合は、ボックス圏を下落方向に動くかもしれないので、何とも難しい状況が続くでしょう。

このようなときは、短期的な売買で利益を狙うことは難しいので、もし短期売買を考えている方は、ここはいったん方向感が出るまで様子見するのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/8/12時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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