電通<4324>3月の年初来高値更新から下落トレンドに入るも、先月から再び上昇を開始し4,700円付近まで上昇中…決算発表で株価どうなる?

2022/08/13

 

8/12に第2四半期決算発表を迎えた電通グループ<4324>。今年に入り1/27には年初来安値3,795円、3/30には年初来高値5,060円と、短期間で大きく株価が変動しています。

そして、3月の年初来高値更新以降、下落トレンドに突入しました。しかし、7月から再び上昇を開始し、直近も4,700円付近まで回復してきました。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

電通グループ<4324>の第2四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(8月上旬~9月上旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:電通グループ<4324>の第2四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2002年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が9回見られます。この数字を見る限り、この時期にやや上昇しやすい傾向、もしくは、ほぼ均衡と考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて5回です。約10%も含めると7回あります。その他は、大きくても7%程度と、小幅の変動にとどまっています。

これらを考慮すると、同社の株価はこの時期に比較的小幅な変動にとどまると考えられるでしょう。ただし、何か材料があると、10%以上の変動を見せる可能性があります。

よって、基本的には小幅な変動の傾向があるが、動くときは動きやすい傾向があると読み取れるでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

電通グループ<4324>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:5,030円
下値目安:4,330円

※8/3終値4,630円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約8.5%、下落幅は約6.4%と考えられます。よって、上値は「5,030円」、下値は「4,330円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、3/30の年初来高値5,060円の更新が射程圏に入ります。そうなると、直近の上昇の勢いのまま、更に上昇する可能性があるでしょう。

ただし、その上昇過程で、25日移動平均線との乖離率が、さらに広がるようなことがあれば、一時的な過熱感から反落することもあるでしょう。

そのようなリスクもありますので、決して上昇一辺倒で考えず、反落のタイミングがあることを考えながら、動向を見ていくのが良いでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、ほぼ横ばいで推移している200日移動平均線を下抜けする可能性があります。また、それに伴い、25日移動平均線も、直近の右肩上がりが変化し、下向きになるでしょう。

そうなると、先月から続いていた短期的な上昇局面が終わり、調整局面に入るでしょう。

なお、このときポイントになるのは、200日移動平均線を下抜けするかです。もし、ギリギリのところでとどまれば良いですが、もし下抜けする場合は、調整局面から、新たな展開に入るでしょう。

そういった意味では、もし下落方向に株価が動いた場合、どこまで下落するかで、今後の方向感が変わるでしょう。

このように同社は、例年値動きは小幅であるものの、動くときは動くこともあり、上下のどちらに株価が動くかで展開が大きく変わると考えられます。

これらを考慮すると、このまま上昇することを期待したいところですが、下落時はトレンドが急転する可能性があるので、上昇と下落の可能性もふまえて動向を見ていくのが良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/8/9時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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