日本郵政<6178>200日移動平均線が横這いで推移する中、直近も下落し方向感なく軟調に推移中…決算発表で株価どうなる?

2022/08/10

 

8/10に第1四半期決算発表を迎えた日本郵政<6178>。この2年は800円台から1100円の間を大きく上下し推移していますが、直近は950円前後で横這いで推移中です。

また、今年からは200日移動平均線はほぼ横這いで推移しており、短期的な上昇下落の中で、25日・75日移動平均線が、上抜け下抜けを繰り返す状況が続き、方向感がない状況が続いています。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

日本郵政<6178>の第1四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(8月上旬~9月上旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:日本郵政<6178>の第1四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

期間が短いので、あくまでも参考情報にはなりますが、2016年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が2回、下落傾向が3回、変わらずが1回見られます。

この数字を見る限り、この時期は、ほぼ均衡しているか、わずかに下落傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、2019年に約10%の下落があっただけで、その他は大きくても6%の上昇にとどまっています。

それを考慮すると、大きな変動は見られないものの、まだ株価が安定していないか、そもそも、それほど大きく変動しない特長があると考えられるでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

日本郵政<6178>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:998.8円
下値目安:910.4円

※8/2終値945.6円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約5.6%、下落幅は約3.7%と考えられます。よって、上値は「998.8円」、下値は「910.4円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安をに到達した場合は、7/5の高値989.6円を上回りますが、2/9の1034.5円での年初来高値を更新するまでには至りません。

25日移動平均線を上抜けするので、そのまま上昇することを期待したいとこです。しかし、直近の状況を見る限り、再び下落する可能性がありますので、継続した上昇を期待するのは難しいでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、ずっと横這いで推移している200日移動平均線を下抜けします。

これまでも上下を繰り返しているので、この下落から再上昇する可能性もありますが、そのまま下落し軟調に推移することも予測されます。

データ分析を見る限り、大きな下落はこれまでありませんが、現状から3.7%程度の下落で200日移動平均線を下抜けすることを考えると、そういったシナリオも十分に考えられるでしょう。

このように同社は、まだデータが少ない中なので参考程度の話にはなりますが、現在、難しい位置にいることが分かります。

上値は重たく、もし下落したら、そのまま低迷することも考えられるので、なかなか明るい状況とは言えないでしょう。

以上をふまえると、ここでムリに売買することなく、様子見をして、よほど展開が変わらない限りは、売買を回避するのも選択肢の一つでしょう。

特に、このような過去のデータが少ない銘柄は突発的なことが起きることもあります。そのようなこともありますので、慎重に動向を見ていくのが良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/8/9時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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