商船三井<9104>7月から再び上昇を開始し、年初来高値更新を射程圏とした3,800円台到達…月末に向け株価どうなる?

2022/08/15

 

7/29に第1四半期決算発表を迎えたばかりの商船三井<9104>。コロナ・ショック以前は、しばらくの間1,000円から1,500円をボックス圏内で横這いに推移していました。

しかし、そこから上昇を開始し、近年は好調な銘柄の代表例ともなっています。

直近は、決算発表後も、下落方向への動きを見せることなく上昇し、3,800円台に到達してます。そして、3/16につけた年初来高値3,880円の更新も射程圏にきました。

このように順調に株価が上昇している同社ですが、決算発表直後のこの8月に、どれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

商船三井<9104>の8月の株価動向は?


同社の株価は、8月(8月上旬~9月上旬)に、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:商船三井<9104>の8月の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が11回見られます。この数字を見る限り、この時期に上昇する確率と、下落する確率は、均衡していると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて8回あります。その中には、20%以上の上昇が2回、20%以上の下落が1回見られます。5%以内の変動は、上下合わせて9回見られます。

これを考慮すると、同社の株価は、この時期に上下のどちらに動くか確率は半々で、株価が動かないときは動かないが、動くときは、大きく動くという、何とも掴みどころのない動きをすると考えられるでしょう。

表現を変えると「傾向がない」とも言えますので、そのときになってみないと分からないという難易度の高い銘柄の一つかもしれません。

では、同社の株価は、この8月にどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

商船三井<9104>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:4,170円
下値目安:3,400円

※8/1終値3,775円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約10.5%、下落幅は約9.9%と考えられます。よって、上値は「4,170円」、下値は「3,400円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、3/16の年初来高値3,880円を更新し、4,000円台に到達します。そこから順調に上昇することを期待したいところです。

しかし、直近の過度な上昇により利益確定に押される動きにより、上値が重たい展開になる可能性もありますので、上昇一辺倒では考えないほうが良いでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、上下動を繰り返している25日移動平均線を下抜けします。

これにより、大きな下落になることは考えにくいですが、9月末に株主優待と配当権利日を控えていることもあり、そこに向けて多少変動することが予測されるでしょう。

なお、同社の株価は、この時期に傾向がないうえ、大きく動くときは大きく動く特性があります。その流れに乗り、この下値目安よりも下落するようなことがあれば、そのときにはトレンドの転換などを考えたほうが良いでしょう。

このように同社は、この時期に明確な傾向がないことが、とても難しいところです。小さく動くとき小さく動き、大きく動くときは大きく動くという、何とも掴みどころがない動きをします。

そういった意味では、今年もどのように動くのかは、実際に起きてみないと分かりません。よって、このようなときは、9月末の株主優待と配当権利を狙って売買するのか、売買による利益を狙うのか、方針を明確にするのが良いでしょう。

その選択肢によって、取るべきスタンスが分かれます。もし、売買による利益を狙うなら、傾向がないことを十分に考慮して、売買のタイミングを検討するのが良いでしょう。

または、ムリに売買せず、様子見をして、利益を狙いやすいタイミングまで待つのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/8/12時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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