くら寿司<2695>堅調に推移し7月に年初来高値し依然として高値圏を推移するも、直近は軟調に推移中…決算発表で株価どうなる?
12/7に本決算発表を迎えた、くら寿司<2695>。夏場まで堅調に推移し7月には年初来高値を更新しました。
その後、軟調に推移し、夏場よりも一段低いところを推移しています。依然として、高値圏が続いているものの、短期的には下落傾向があるようにも見えます。
そのような中、決算発表を迎えた同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
くら寿司<2695>の本決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(11月下旬~12月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2001年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が13回、下落傾向が7回見られます。この数字を見る限り、この時期は上昇傾向があると読み取れるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて5回にとどまっています。それを考慮すると、上昇傾向はあるものの、比較的小さな変動幅に落ち着く傾向があると考えられるでしょう。
ただし、上下のどちらにも20%近く変動することが、過去に4回見られます。これをふまえると、何か材料があったときに突発的に大きく変動する可能性があるとも考えられるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
くら寿司<2695>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:4,275円
下値目安:3,600円
※11/25終値3,900円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約9.5%、下落幅は約7.7%と考えられます。よって、上値は「4,275円」、下値は「3,600円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、8月以来の高値をつけることになります。現在、下落トレンドを迎える可能性が高い動向ですが、こうなると、いったん下落が落ち着く可能性があるでしょう。
ただし、仮に上昇しても、現在の株価の位置よりも大きく上昇するので、一時的に反落する可能性もあります。
それをふまえると、上昇への過度な期待はせず、慎重に動向を見極めるのが良いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、現在の軟調に推移している状況が続き、さらに下落する可能性があるでしょう。
これまでの傾向を見る限り、上昇傾向の確率が高いですが、今年は下落傾向の年になるかもしれません。
以上を考慮すると、同社は直近の下落傾向を流れのまま、上昇してもさらに上値を狙う展開は考えにくく、下落すると、さらに下落傾向が強まる可能性が高いでしょう。
そういった意味では、ここから一時的に上昇し、それからどのような方向感になるのか、それとも下落傾向が強まるのか、方向感が決まるまで様子見するのも選択肢の一つでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/12/6時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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