くら寿司<2695>昨年から順調に上昇を続け、4月には年初来高値更新も、そこから調整局面に入り横ばいに推移中…決算発表で株価どうなる?
6/9に第2四半期決算発表を迎えたくら寿司<2695>。コロナ・ショック下落時には、1,500円台まで値を下げていました。
その後は一進一退を繰り返しながらも、2020年9月には下落前の水準2,000円台後半を回復しました。今年4月には、4,175円の年初来高値を更新しています。
現在は調整し、横這いで推移していますが、今回、第2四半期決算を迎えることで、株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
くら寿司<2695>の第2四半期決算前後の株価動向は?
では、決算を挟んだ1ヶ月間(5月下旬~6月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2002年から2020年の株価の推移では、上昇傾向が11回、下落傾向が7回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向が見られると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動が上下合わせて11回あります。これをふまえると、同社の株価は比較的変動しやすい傾向があることが読み取れます。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
くら寿司<2695>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:4,390円
下値目安:3,540円
※5/26終値3,860円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約13.9%、下落幅は約8.2%と考えられます。よって、上値は「4,390円」、下値は「3,540円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合には、4/9の年初来高値4,175円を越えます。こうなると現在の調整局面を抜け、再び上昇傾向になる可能性があるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、75日移動平均線を下抜けします。これまで微かに右肩上がりを形成していた25日、75日移動平均線ですが、この下落を機に下向きになるでしょう。
そうなると、短期的な下落局面に入る可能性があります。さらに、25日移動平均線が、75日線を下抜けした場合は下落傾向が強まると考えられるので、注意が必要でしょう。
このように同社はこれまで上昇続けてきましたが、調整局面を迎え、どちらに株価が動くか分からない分岐点にいると考えられます。
目安まで上昇すれば再び上昇局面に入り、下落すれば下落局面に入る可能性が高い、判断が難しい時期でしょう。
それをふまると、どちらに株価が動くかを予測することなく、ここで無理に売買することなく様子見をするも選択肢の一つでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/6/8時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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