しまむら<8227>昨年から上昇傾向が続き好調に推移し、横ばいを挟みながら直近も急上昇中…決算発表で株価どうなる?
4/5に本決算発表を迎えたしまむら<8227>。2017年以降下落トレンドにあった同社ですが、昨年のコロナ・ショックを機にトレンドが転換し上昇を開始しました。
その後は、9月に節目となる10,000円台に到達しました。そこからは、やや横ばいの時期もありますが、上下を繰り返しながら、ゆるやかに上昇を継続しています。
そのような中、本決算発表を迎えた同社ですが、ここからどのように推移する可能性があるのでしょうか?
しまむら<8227>の本決算前後の株価動向は?
現在、同社の株価は12,000円前後を推移しています。直近に上昇したことで、やや過熱感を帯び調整局面に入ったとも考えられます。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(3月中旬~4月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が17回、下落傾向が4回見られます。この数字を見る限り、明確に上昇傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上もしくは付近まで上昇したのは7回あります。下落時は、一度だけ10%以上がありましたが、その他は10以内にとどまっています。
これを考慮すると、上昇傾向はあるものの、比較的穏やかに株価が推移すると考えられるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
しまむら<8227>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:12,780円
下値目安:10,840円
※3/19終値11,710円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約9.1%、下落幅は約7.4%と考えられます。よって、上値は「12,780円」、下値は「10,840円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、昨日の決算発表当日に付けた終値12,880円を下回ります。すでにこの時点で、上値の目安を超えていますので、ここから再び上値を模索する調整局面に突入する可能性があるでしょう。
反対に、下値のに到達した場合は、ようやく上向いてきた25日・75日移動平均線を下抜けします。こうなると、再び横ばいに推移する可能性が高いでしょう。
また、この場合は3/4につけた年初来安値10,280円が下値の抵抗線として考えられます。もし、それを下回った場合は、それをきっかけにトレンドが転換するかもしれません。
このように同社は、昨年からこれまで上昇を続けていましたが、ここにきてブレーキが掛かっているような状況とも言えます。
ここからの展開次第で、再上昇するまでの調整期間になるか、それともトレンドが転換するきっかけになるかの狭間ともいえるでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/4/5時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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