シャープ<6753>昨年末から上昇を開始し2月には年初来高値更新も現在調整局面に突入中…決算発表で株価とうなる?

2021/03/11

 

3/12に第3四半期決算発表を迎えるシャープ<6753>。2017年から下降し、2019年、2020年と低位を横ばいに推移してきました。

しかしながら、昨年末から徐々に上昇し、2/15には2018年以来はじめて2,000円台を上抜けし年初来高値2,410円に到達しました。

現在は、一時的な過熱感から調整局面に入っています。そのような中、第3四半期決算発表を迎えた同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?

 

シャープ<6753>の第3四半期決算前後の株価動向は?


同社の株価は、現在現在25日移動平均線と75日移動平均線の間に位置しています。直近の上昇から調整局面に入り、これから展開が気になる場面に来ています。

では、決算を挟んだ1ヶ月間(2月下旬~3月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シャープ<6753>の第3四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が9回、下落傾向が12回見られます。この数字をみつ限り、上昇傾向よりも下落傾向のほうが強いと考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上のときが9回あります。中でも、2017年は20%以上の上昇、2020年は20%以上の下落が見られます。

また、上昇時の変動は比較的小さいものの、下落時は10%以上になることが過去に7回見られます。特に2008年以降の下落は、10%以上の下落になる確率が高いの注意が必要でしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

シャープ<6753>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:2,169円
下値目安:1,811円

※2/26終値2,013円を基準に計算

分析結果を見る限り、上昇幅は約7.7%、下落幅は約10.0%と考えられます。よって、上値は「2,169円」、下値は「1,811円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、現在の株価の上に位置する25日移動平均線を上抜けします。そうなると、上昇の勢いがつき短期的に上昇する可能性があるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、現在の株価の下位にある75日移動平均線付近に接近します。こうなった場合は、今よりも低い位置でもみ合いが続くと考えられるでしょう。

なお、やや気がかりなのは、25日移動平均線が下向きになっていることです。もし、ここで下落が続くと、75日移動平均線に近づき下落傾向に入る可能性もあります。

それを考慮すると、同社の株価は直近は上昇してきたものの、この調整局面からどちらの方向に向くかで動向が大きく変わるでしょう。

よって、このようなときは無理に売買することなく、様子見をするのも選択肢の一つでしょう。ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2021/3/10時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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