NEC<6701>9月の年初来高値6,260円に到達以降、下落し方向感がないまま軟調に推移中…年末にかけ株価どうなる?

2020/12/01

 

10/29に第2四半期決算発表を終えたNEC<6701>。9/30の年初来高値6,260円に到達以降、軟調に転じ11/2には5,180円まで下落しました。

現在は反発し、5,600円前後に位置していますが、直近の下落によって、25日移動平均線が75日線を下抜けしています。

トレンドの分岐点にいるとも思える同社ですが、ここから年末にかけて、どのように推移する可能性があるのでしょうか?

 

NEC<6701>年末にかけての株価動向は?


同社は、3月の下落から上昇し、9/30には6,260円で年初来高値を更新しています。その後は、軟調に転じ5,000円台前半まで下落しつつも、現在は5,600円前後で推移しています。

では、ここから年末にかけて、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:NEC<6701>年末にかけての株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が9回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向が均衡していると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて5回にとどまっています。5%未満の変動は、上下合わせて10回あります。

これをふまえると、同社の株価は年末にかけて、上下にそれほど大きな変動がなく、比較的値動きが小さいと考えられるでしょう。

ただし、やや下落時は、上昇時に比べ、やや変動幅が大きいことには注意したほうが良いかもしれません。

では、同社の株価は、ここから年末にかけて株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

NEC<6701>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:6,080円
下値目安:5,290円

※11/27終値5,660円を基準に計算

これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約7.4%、下落幅は約6.4%と考えられます。よって、上値は「6,080円」、下値は「5,290円」が目標株価と考えられるでしょう。

もし、上値の目安に到達した場合、再度25日移動平均線が75日線を上抜けするでしょう。ただし、これにより上昇に勢いがつくことはなく、まだ方向感が出ないまま推移する可能性が高いでしょう。

反対に下値の目安に到達した場合は、株価が25日移動平均線の下に到達することになります。こうなると、短期的に下落傾向に入るかもしれません。

現在同社は、25日移動平均線が75日移動平均線を下抜けしていることもあり、トレンドの分岐点にいると考えられるでしょう。仮に上値の目安に到達しても、そのまま上昇することが考えにくい状況です。

例年の株価の変動幅が小さいことも考慮すると、まだ難しい状況が続くかもしれません。よって、ここは無理に売買することなく様子見するのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2020/11/30時点に執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。

 

実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック

 

【無料】今回のデータ分析がもっと詳しく分かるeBook(電子書籍)『日本株再入門』無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。</strong></a><br />
【無料】今回のデータ分析の詳細が分かる「日本株5つの法則」レポート無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。

この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

【高橋佑輔の関連記事】

株式会社シナジスタ
なぜ「高値掴みする投資家」と「底値付近で買える投資家」がいるか?それは「値動きの法則」の知識の差です。その法則を使い、過去12年で11年間利益を上げる現役トレーダー高橋佑輔が相場を分析。法則を学び、底値付近で買える投資家を目指しましょう。
株式会社シナジスタの提供する、コラム・教育サービスは、投資に関する考え方の一例をご紹介するというものですので、その正確性や完全性等について保証するものではありません。 実際の投資はお客様のご判断・ご責任で行って頂くものであり、当社は、お客様の投資におけるいかなる利益も保証するものではなく、また、お客様の投資によるいかなる損害に対しても補償を行うものでもありません。 本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

このページのトップへ