鳥貴族<3193>株主優待7月末権利確定。25日移動平均線も下向き短期的下落トレンド…権利確定日に向け株価どうなる?
6/5に第3四半期決算発表を通過した鳥貴族<3193>。決算発表日には大きな変化はありませんでしたが、その数日後以降、短期的に下落トレンドを形成しています。直近は、25日移動平均線も下向きに転じています。
そのような中、「株主優待」の権利確定の7月末を迎えます。株主優待で人気の銘柄は、これを狙った買いが入ることで、株価に動きが見られます。
同社はこの株主優待の権利確定前後で、株価はどのように推移するのでしょうか?
鳥貴族<3193>の優待権利確定前後の株価動向は?
鳥貴族<3193>は、6/5の第3四半期決算当日の終値では「1,806円」をつけていましたが、その後数日して下落し、現在は1,400円前後に落ち込んでいます。
では、権利日前後10日間(7月下旬~8月初旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2015年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向は1回、下落傾は4回見られます。この数字を見る限り、権利確定後は、顕著に下落傾向だと考えられるでしょう。下落時の平均の変動幅は5%に到達しています。
データが5年分しかないので、参考情報になりますが、現時点では下落傾向が強いと考えられます。これをみる限り、同社は株主優待を狙った買いが集中する可能性は低いとも考えられます。
よって、この株主優待前後に株価の上昇を期待するのは、少々難しいでしょう。
鳥貴族<3193>の権利確定後の株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【予想変動幅(率)】0.5%~-5.9%
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約0.5%、下落幅は約5.9%と考えられます。よって、現在の株価(7/1終値1,476円)で計算した場合、権利確定後には、「1,483円~1,388円」の範囲で変動する可能性があります。
現在、短期的下落傾向の見られる同社は、株主優待権利確定日前後で下落する傾向もあると分析できました。よって、同社はここからさらに下落する可能性があると考えたほうが良いかもしれません。
このように、株主優待銘柄もデータ分析することで、買いどきや売りどきを戦略的に考えることができます。ぜひ、このような株価動向を掴んで、あなたの投資スタンスを判断してはいかがでしょうか。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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