ソフトバンクグループ<9984>5/18本決算発表。コロナ・ショックで大幅下落で、さらに業績大幅悪化のニュースが流れる中、決算発表で株価どうなる?
5/18に本決算発表を迎えるソフトバンクグループ<9984>。代表の言動が大きく注目される傾向にあり、そのたびごとに株式市場が大きく反応するのが印象的です。ここ3年の間は4,000円から6,000円の間を短期的に上下し、これといったトレンドが生じないまま横這いに推移しています。間もなく、本決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
ソフトバンクグループ<9984>の本決算前後の株価動向は?
このソフトバンクグループ<9984>は、幅広いレンジで上下に変動を続けており、コロナ・ショックでの下落幅を含めると、「5,871円」から「2,610円」までと、約3,200円の開きがあります。2月には年初来高値を更新し、上昇トレンドへの期待が高まりましたが、コロナ・ショックで急落し、現在は4,500円前後に位置しています。
では、本決算を挟んだ1ヶ月間(4月下旬~5月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が6回、下落傾向が14回見られます。この数字を見る限り、下落傾向が強いことが分るでしょう。元々値動きが大きいこともありますが、昨年は約20%下がりました。直近の上昇も2017年に5%弱上がったのみで、上昇の幅は限定的です。
よって、このデータ分析を見る限り、決算発表によって、株価が大きく上昇する可能性は低いと考えられるでしょう。むしろ、大きく下落する可能性が高いことに比重を置いたスタンスでいるほうが良いかもしれません。では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ソフトバンクグループ<9984>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:5,043円
下値目安:4,192円
※2020年4/28終値4,610円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約9.3%、下落幅は約9.6%と考えられます。よって、上値は「5,042円」、下値が「4,192円」が目標株価と考えられるでしょう。やはり、これまでの分析通り、上下に大きく変動するのが、同社の特長かもしれません。
なお、同社株価が3/19に年初来安値を更新した際には、日足で約500円下げました。また、翌日にはすぐにリバウンドし約500円上昇するなど、一日での値動きの範囲で、上記の目標株価の範囲を越える可能性もあります。特に、今回はマイナスのニュースが多い中なので、過去の最大のような下落幅もあると想定することもできるでしょう。
以上をふまえると、同社は決算発表で、上昇する確率よりも、下落する確率が高いと考えられるでしょう。下落のリスクや、場合によっては大幅な下落を考慮しながら、投資判断をするのが良いのではないでしょうか。場合によっては、ムリに売買をしないというのも判断の一つです。ぜひ、このような選択を含めて投資判断をしてみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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