主要な資産の利回り比較(2020年11月) リスク選好の動きが強まり、高利回り資産へ資金流入

2020/12/10

主要な資産の利回り比較(2020年11月)

■11月の金融市場は、米大統領選において民主党のバイデン候補が勝利し、11月後半には政権移行手続きが開始されたことや、新型コロナワクチンの開発進展報道などが好感され、リスク選好の動きが強まりました。社債やリート市場は総じて堅調で、利回りおよび配当利回りが低下しました。また、株式は米国株式市場に牽引されて上昇し、株式の配当利回りは低下しました。

■主要国の国債利回りはまちまちな動きとなりました。米国では、10月に追加経済対策への期待感などを受けて大幅に上昇した国債利回りは、11月は小幅ながら低下しました。また、豪州では新型コロナに関わる経済活動制限が緩和されつつあることなどから景気回復期待が高まったことなどを受けて、国債利回りは上昇しました。欧州では、新型コロナの感染拡大による景気後退懸念は依然燻っているものの、ワクチン開発期待などから国債利回りは小幅の上昇となりました。

■足元のワクチン開発の動向にも左右されますが、各国の緩和的な金融政策や財政支出による緩やかな景気回復が期待される環境下、高利回り資産の他、リスク性資産への資金流入も当面続くと予想されます。

(2020年12月10日)

印刷用PDFはこちら↓

主要な資産の利回り比較(2020年11月) リスク選好の動きが強まり、高利回り資産へ資金流入

関連マーケットレポート

2020年12月4日 投資環境の見通し

2020年11月11日 相対的に利回りの高い資産へ資金が流入

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
三井住友DS マーケット・レポート   三井住友DSアセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向や、マーケットで注目される旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく、丁寧に説明します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

このページのトップへ