儲け損なう習慣を改善する

こんにちは、石田です。

 

今日は「儲け損なう習慣を改善する」というお話しです。

今回は「日々、売買を行っている方向け」なので、どちらかというと投資家ではなく、「トレーダーに向けた内容」となります。

コーチングの時にトレーダーから「儲け損なった話」を聞く場面があります。

 

そのパターンは十中八九同じで

・仕事から帰ってトレンドフォローで「買い」エントリーした
 ↓
・見ている間に損切り(ロスカット)した
 ↓
・その後、家族と食事or用事で外出
 ↓
・食事や用事が終わってチャートを見るとマーケットは上昇していたが自分は買っていない
 「あーー!!見ていれば買ってたのに!!」
 「また儲けそこなった!」
 「いつもこうだ!自分が見ていないときに限って!!」

まぁだいたいこんな感じです。

 

損切り(ロスカット)だけ食らって、、、

「その後の利幅は食らえない。」

これが今回の「儲け損なう場面」です。

多くの方はこれを繰り返していて「悪しき習慣化している」のです。

今日はこれを正して(改善して)行きましょう。

 

覚えておいてください。

逆張り系(カウンター系)の戦略のエントリーチャンスは「スポットでやってくる」のです。

・急上昇からの反転、
・連日陽線からの反転陰線、
・単純に押し目etc・・・。

トレンドの方向とは違うが一時的に逆へ向かう場面が逆張り系のエントリーチャンスです。

それに対してトレンドフォロー系の戦略のエントリーチャンスは「一連の流れの中で1回だけやってくる」のです。

・大きな流れが上方向で、今は押し目から上昇する場面

もしくは

・下から上へトレンドが転換しはじめ安値を切り上げた後にモジモジ(保合い)している場面

このような場面からブレイクする時がトレンドフォロー系のエントリーチャンスです。

 

もう少しわかりやすくイメージするために「一連の流れ」=「1~10の時間軸」としましょう。

モジモジしだした場面が「時間軸1。」

ブレイクして伸び始める場面を「時間軸10」とします。

素直にブレイクしてくれれば良いのですが、時間軸1~9の間は直近安値をひっかけてみたり、小さなレンジを高安値更新しながらブレイクするチャンスを伺っています。

そのような場面でトレードを始めてしまうとモジモジ期間(時間軸1~9の間)で「何度か小さなロスカットを積み重ねてしまう」のです。

ということは・・・。

そう、この一連の流れで最後のブレイクポイントを捉えて勝利するためには「時間軸10の場面でエントリーしなければならない」のです。

 

つまり、儲け損なう悪しき習慣となってしまっている方は「時間軸10の場面で見ることができない(エントリーできない)のに一連の流れの途中まで負けゲームに参加している」ということなんですね。

途中の損失だけ食らってしまい、最後の利幅が食えなければそれまでの損失を埋めてトータルプラスにすることができません。

なので、この悪しき習慣を改善する方法は2つ。

(1)時間軸10の場面まで見ることができない(エントリーできない)のであれば、最初からこの一連の流れに乗らない。

(2)時間足のサイズを大きくアップして余裕をもって時間軸1~10までちゃんと確認できるようにする。

となります。

 

とくに後者は「あるある」で、自分が戦略を学んだ書籍や教材で「解説に使われている時間足サイズをそのまま利用する」事により、「本来の自分のライフスタイルに合わないサイズの時間足を使っていることが原因」です。

この戦略の考案者は専業トレーダーかもしれませんし、専業ではなくても自分で会社を経営しているなどかなり時間に余裕がある人かもしれません。

その人と自分の環境が違うのであればやはり自分のライフスタイルに合った戦略へカスタマイズする必要があります。

 

いつも「あーまた儲けそこなった!!」と嘆いている方は、今日の内容を参考に今一度自分の使っている戦略が「そもそも自分のライフスタイルに合っているのか?」確認し、「一連の流れ(時間軸1~10)に最初から最後まで乗れるよう工夫する」ことをお勧めします。

そうすれば儲け損なう悪しき習慣を断ち切ることができるでしょう。

 

それではまた!

 


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