投資の場面でのメンタルコントロールの影響

2021/05/05

こんにちは、石田です。

さて、今日は投資や資産運用をするうえでとても重要なメンタルコントロールについてお話しします。

「あぁ、なんだ、メンタルコントロールか。」なんて思わないでください、もしもあなたが「投資や資産運用をどのようにすればよいのか?」という「技術の部分をすでに学んでいる」にもかかわらず「結果が出ない」のであれば、「結果が出ない理由はメンタルコントロール以外にない」のですから。

しかも、これまでにあまり聞いたことのないメンタルコントロールの話だと思います。

通常、投資の場面で「メンタルコントロールの影響」について考えると代表されるのが「ポジポジ病」だと思います。

・常にポジションを持っていないと気が済まない

・早くエントリーしたい

というやつですね。

これは「ギャンブル的な感情」から生まれるもので非常にたちが悪いです。

なぜたちが悪いのかというと「悪いということはわかっていても抑制できない(我慢できない)」からです。

文字通り「病」ですね。

トレードコーチング場面での対策としてはなぜ投資をするのか?本来の目的(お金を儲けるため)を意識することから始め、様々な説明をすることで「その行為はお金を儲けることと逆の行動である事を理解」してもらい、「半強制的にエントリーさせない」ようにしたりします。

また、これと同等、もしくはそれ以上にメンタルに影響を与える感情が焦りです。

「焦り」の範囲は結構広くて「今ここでエントリーしないと儲け損なうのではないのか?」「今ここで利食いしなければ急反転してしまうのではないか?」という、投資行動に直結するものから、、、

「専業トレーダーになるために会社を辞めたけど全然儲からない」「今月の支払いを投資の利益で払うためになんとか勝たないと・・・。」「専業トレーダーになったけど負け続けてもうお金がない・・・。」という緊急度の高い状態からの焦りもあります。

ここでの対策としては

・物理的に無理なものは無理である

・利益を得られるペース、時間軸

・得られる利益とそれに必要な資金とのバランス

を理解してもらうことからはじめ、場合によっては一旦投資をストップしてもらい、「生活を建て直すための別の収入源構築から再スタート」する場合もあります。

それ以外にも「無意識に近いような感情」により、メンタルコントロールができないパターンもあります。

例えば、何れ必要になるお金(リフォーム、車購入用資金)や定期預金を「自分が投資で勝つ(儲ける)ことを前提に解約して投資資金に充てている」などの場合、目先、すぐに使う予定がない(緊急度が低い)ために本人は意識していなくても心のどこかで「無くなったら困る」という無意識的な感情が働き、「投資すべき場面で躊躇」したり、損をしたことで早く取り戻そうと「普段より大きなポジションを投資して大きく損切」などの結果を引き起こします。

これらの対処としてはきっかけとなった「投資で簡単に儲けることができるという間違い」を正す事から始め、残された資金をライフプランに正しく割り当てて投資資金を割り出すという作業を行い、改善を進めていきます。

このコラムを読んで何か心当たりがある方は「自分はどのパターンに当てはまるのか?」を考えてメンタルコントロールの対策を行っていただければと思います。

 


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