投資資金をいくらにする?
こんにちは、石田です。
今日は「投資資金をいくらにする?」というお話です。
私はこれまで投資(トレード)コンサルティング&コーチングを通して多くの投資家(トレーダー)の方と接してきました。
そのセッション中に「投資資金をいくらくらい準備したらよいでしょうか?」「この戦略(手法、ルール)はいくらくらいあればできますか?」と質問されることがあります。
実はこの質問、「本来であれば答えようがない質問」なのです。
なぜ答えようがないのか?お話ししていきます。
・投資資金をいくらくらい準備したらよいでしょうか?
・この戦略(手法、ルール)はいくらくらいあればできますか?
という質問に対して私が「じゃあ1億」と答えたら準備できる方はあまりいないと思います。
ピンときましたか?
意地悪なことを言っているように聞こえるかもしれませんが、まさにこれが答えです。
投資資金というものは「他人基準ではなく自分基準で決めるもの」ということです。
そしてここからが重要なのですが、投資資金をいくらにするかは「投資に対して自らが用意できるお金のうち、これから取り組もうとする戦略に想定されるリスクを反映させて逆算して決めるもの」です。
事例を用いて具体的に順を追って説明します。
まず、自らが用意できるお金ですが、これはリスクを伴う「投資」というものに使うお金なので「万が一の時には失う可能性があるお金」であり、負け組9割:勝ち組1割の世界ということを考えると「万が一」というよりは「まぁまぁリアルに失う可能性の高いお金」ということになります。
なので、すでに勝つ術を身に着けている方を除き、、、(勝つ術を身に着けている方はこの質問はしないと思いますが)そうなるまでは「投資資金=失っても構わない余剰資金」でなければなりません。
そこまでリアルに考えて投資資金を準備したら、次に考えることはこれから取り組もうとする戦略に想定されるリスク金額です。
いきなり勝てるようになることは考えづらいですしであれば、その戦略を身に着けてうまく使いこなせるようになるまでに「一時的に目減りする資金(ドローダウンする金額の目安)」を試算してその結果から逆算して資金額を決める必要があります。
その試算には
・平均的なロスカット金額
・可能性のある最大連続負け回数
・狙うマーケットのパターン
のおよその波の期間などのデータが必要になるのでそれを収集します。
・狙うマーケットのパターンのおよその波の期間
↑
これは分かり辛いと思うので解説しますと、これから取り組もうと思う戦略が、トレンドに乗る戦略なのか?
保合い時期に行う戦略なのか?逆張り的な戦略なのか?
によって機能する期間が変わるので、「想定される調子のよくない期間が最悪どの程度続くのか?」の目安を調べるということです。
例えば「トレンドに乗る戦略」の場合、持合い期間が長く続くと、その間は「大きく負けることはなくても、しっかり取れる場面もなく、少しづつ資金が目減りしていく」ようなことになってしまいます。
時間足のサイズによっては、その期間が長くなり、「結構な金額のドローダウンを引き起こす可能性もある」ので、その間も「同じポジションボリュームでエントリーし続けることができる資金」が必要となります。
このようなことを調べていくことで、「最低でもいくら準備しなければならないのか?」が見えてきます。
そこで出てきた金額が自分の準備できる投資資金よりも小さければ無事にスタートが切れます。
もしも自分の準備できる金額よりも大きければ「ポジションサイズを下げることで、調整が効く範囲なのかどうか?」を調べなければなりません。
今は昔と違って少ないポジション数で投資(トレード)できる投資環境が整っていますので、大半は調整可能でしょう。
それでも無理な場合は潔くあきらめるしかありません。
今日の内容が本来の「投資資金をいくらにするのか?」の考え方です。
私は個人的にこのような面倒な作業をせずにスタートを切ってしまうから大半の投資家(負け組9割)が「勝てるようになるまで投資資金が底をつき、止めざるを得なくなる」と考えています。
面倒でもリスク資金とちゃんと向き合って投資をされることをお勧めします。
それではまた!
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