大谷選手の二刀流に学ぶ

こんにちは、石田です。

 

今日は「大谷選手の二刀流に学ぶ」というお話です。

メジャーリーグで大活躍中の大谷翔平選手と言えば「打と投の二刀流」であることが有名です。

たぶん野球に全く興味のない人にも周知されている事実で、海外に渡った後も素晴らしい結果を残されていますよね。

 

「二刀流」を検索すると

「両手にそれぞれ刀もしくは剣を持って攻守をおこなう技術の総称」
「二つの異なる手段をもって事にあたること、あるいは同時に二つのことを行うことを意味するようにもなった」

と記されています。

しかし、以前は大谷選手に対して

「どちらも中途半端になり結果を残せない」
「プロをなめている」
「怪我をするだけだ」

と、否定的な声が多かったのも事実です。

昔から「二兎追う者は一兎をも得ず」ということわざもあり、普通に「結果を残すのが難しい」と考えてもおかしくありません。

もしかするとそれが世の中の常識かもしれませんが、私を含め「複数の異なることを同時進行して自分の得たい結果を得た経験がある人」にとっては別に不思議な事でもなんでもなく・・・。

むしろ「最終的な目的が同じ(例えば利益を得ること)」であれば「できるのにやらないことの方がおかしい」と考えます。

 

もう30年以上前ですが、私が初めて起業したときの業種は「町の電気屋さん」です。

家電を販売したり、設置を行ったり修理を受け付けたりする「お店」です。

しかし数年すると、徐々に家電量販店が勢力を強めてきました。

私はこのままだと町の電気屋は何れ飯が食えなくなると考え、大手が全国展開を始める前に「異業種への参入」を決断。

二刀流、三刀流ではありませんが、中古車の販売や業務請負/人材派遣等を同時進行で経営しました。

 

ベテランの先輩方から「二兎追う者は一兎をも得ずだ!絶対に失敗する!!やめておけ!!」とさんざん言われましたが、私はこの経営戦略に救われ、ベテランの先輩方が姿を消していく中、生き残ることができただけではなく、想像以上に満足のいく成果を上げることができました。

さらに投資(トレード)で躓いた場面でも「異なる投資戦略を複数銘柄で同時進行的に投資する」という五刀流、十刀流以上の戦略に救われ、今に至ります。

 

大谷選手があるインタビューで

「ただ野球を頑張ってるという意識でやっているから、二刀流という表現を使わない」
「やるべきことは区別して取り組むがそういうふうに区別することはない」

と答えています。

あくまでも私の解釈ですが、これも「最終的な目的(野球で結果を残すこと)が同じであれば区別しない」ということではないかと。

大谷選手の最終的な目的は、野球で結果を残すこと以外にないと思うのですが、起業したときの私の最終的な目的は「事業を成功させること」であり、あの時代にあの業種でその目的を達成するためには二刀流が必然だっただけです。

 

私に限らず皆さんも、投資の場面での最終的な目的は「利益を残すこと」だと思います。

ひとつのことだけで最終的な目的である「利益を残すこと」ができているのであれば何も問題ありませんが、もしも目的が達成できていないのであれば、こだわりやこれまでの常識を解き放ち「利益を残すために二刀流が必要であれば実践する」という意識を持たれてみるのも良いかと思います。

私たちは「利益を残すこと」以外に投資をする目的は存在しないのですから。

 

それではまた!

 


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アイフィス・インベストメント・マネジメント株式会社
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