今週の注目レポート (7月9日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●ネクステージ(3186)【 1→1】
「質重視の販売により粗利益が大幅増、21/11期上期の営業利益は過去最高」
21/11期上期(12-5月)決算は大幅営業増益、営業過去最高益。粗利益率改善と販管比率低下が好決算の主因であり、コロナ禍の厳しい事業化で体質強化が進んでいることが評価できる。更には、TIWでは(1)据え置かれた21/11期は上方修正となる公算が大きいとみること、(2)1.買取単独店の出店強化により台当たり粗利益及び粗利益率に改善余地があること、2.競合大手に比べまだ出店規模は少なく未開拓地域へ積極的な出店を続けていること、などから22/11期以降も堅調な業績展開が見込めること、などに加え、高成長が見込める中、21/11期TIW予想PER15.6倍など株価指標面にも割安感があり投資評価は「1」を維持。
予想ROE:26.8% PBR:4.0倍、来期予想PER:13.6倍、来期予想EPS成長率:15%
株価(7/9終値):2,131円 Fモデルによる理論株価:2,129円(7月8日by高田悟)

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。