パーク24<4666>4月から再び上昇を開始し直近も年初来高値を更新し2,400円付近まで回復…決算発表で株価どうなる?
6/14に第2四半期決算発表を迎えたパーク24<4666>。コロナ・ショックの下落後は、半値を戻したのちに再度下落し、短期的な上昇下落を繰り返していました。
しかし、今年4月以降、再度短期的な上昇局面に入り現在は2,400円を前後まで上昇し、再び下落前水準に向け上昇中です。
では、第2四半期決算を迎えたことで、株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
パーク24<4666>の第2四半期決算前後の株価動向は?
決算を挟んだ1ヶ月間(6月上旬~7月上旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が10回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向は、ほぼ均衡していると読み取れるでしょう。
変動幅を見ると、上下合わせて10%以上の変動は5回あります。それ以外は小幅の変動にとどまっています。
これを考慮すると、同社の株価はこの時期に比較的変動が小さいと考えられるでしょう。
ただし、過去に20%以上の上昇と下落がありましたので、何らかの材料次第では、非常に大きく動く可能性があることも念頭に置いたほうが良いでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
パーク24<4666>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:2,506円
下値目安:2,176円
※6/1終値2,365円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約5.9%、下落幅は約8.0%と考えられます。よって、上値は「2,506円」、下値は「2,176円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、6/10の年初来高値2,579円には届きませんが、高値が維持されます。
そうなると、25日移動平均線との乖離が小さくなり、調整局面に突入する可能性が低くなり、引き続き上値を狙える展開になる考えられるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、現在下位に位置する75日移動平均線を下抜けします。また、右肩上がりに推移している25日移動平均線も下向きに転じます。
そうなった場合は、これまでも上下を繰り返してきた動きのように、再び短期的な下落局面に突入する可能性があるでしょう。
このときは、さらに下落する可能性もあるので、十分なリスク管理が必要でしょう。
このように同社は、直近だけ見ると上昇しているので好調に見えますが、分岐点にきています。
上値の目安方向に動けば、さらに高値を狙う展開になりますが、下値の目安付近に到達すると、トレンドが変わる可能性があります。
よって、このようなときは、どちらか一方に株価が動くことを予測して判断するのではなく、どちらに動いても対応できるように、必要以上にリスクを取らないほうが良いでしょう。
もしくは、無理に売買することなく、様子見をするも選択肢の一つかもしれません。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/6/14時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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