オービック<4684>超長期に堅調に推移し2万円の大台に乗り高値圏を維持も、直近は調整局面に突入中…決算発表で株価どうなる?
4/22に本決算発表を迎えるオービック<4684>。超長期的に堅調に推移を続ける同社株価ですが、2020年11月には大台の20,000円台を越え一時24,110円まで上昇しました。
その後、調整に入りましたが、現在も20,000円を前後して推移しており、次の方向性を待つ展開です。
そのような中、本決算発表を迎える同社ですが、ここからどのように推移する可能性があるのでしょうか?
オービック<4684>の本決算前後の株価動向は?
同社は、現在25日移動平均線、75日移動平均線と日々交錯するなど接近した状態となっており、方向性に乏しい展開で推移中です。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(4月初旬~5月初旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が14回、下落傾向が7回見られます。この数字を見る限り上昇傾向があると考えられるでしょう。
ただし、変動幅を見ると、10%以内の変動がほとんどです。過去に10%以上変動したのは、5回のみであることを考慮すると、上昇傾向があるといっても小さな上昇とどまる可能性が高いでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
オービック<4684>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:21,870円
下値目安:18,450円
※4/8終値19,890円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約9.9%、下落幅は約7.2%と考えられます。よって、上値は「21,870円」、下値は「18,450円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、年初来高値には届きませんが、もし、この上昇を維持することができれば、今後上昇する可能性があるでしょう。
しかし、もし上昇を維持できない場合は、75日移動平均線を上下しながら、ボックス圏内で推移する可能性が高いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、これまでの変動を見ると、大きく下落するリスクは小さいと思われますが、現在よりも一段低い位置での展開になるでしょう。
このように同社は、これまで順調に推移してきましたが、やや足踏み状態です。加えて、上下のどちらに変動するかによって、今後の展開が変わる位置にいます。
直近も方向感が乏しい状況が続いていますので、ここから株価がどう動くかの判断は非常に難しい局面です。これらを考慮すると、無理に売買することなく様子見をするのも選択肢の一つでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/4/19時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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