オリエンタルランド<4661>株主優待9月末権利確定。3月に年初来安値更新後、回復するも直近は横ばいに推移中…権利確定日で上昇の可能性は?
7/30に第1四半期決算発表を通過したオリエンタルランド<4661>。コロナ・ショックにより、3/13に11,250円の年初来安値をつけました。
しかし、5月下旬には16,000円付近まで回復しました。その後、再び下落しましたが、直近は1万4,000円付近を推移しています。
そのような中、「株主優待」の権利確定の9月末を迎えます。株主優待で人気の銘柄は、これを狙った買いが入ることで、株価に動きが見られます。同社はこの株主優待の権利確定前後で、株価はどのように推移するのでしょうか?
オリエンタルランド<4661>の優待権利確定前後の株価動向は?
では、権利日前後10日間(9月下旬~10月初旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇は10回、下落は9回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、権利確定後に株価はどちらにも動く可能性があると考えられるでしょう。
変動幅に注目すると、下落幅よりも上昇幅が大きいことが分かります。これを見る限り、この期間に株価はどちらに動くか分かりませんが、上昇時は変動幅が大きいと考えられるでしょう。
オリエンタルランド<4661>の権利確定後の株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【予想変動幅(率)】-1.4%~5.0%
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約1.4%、下落幅は約5.0%と考えられます。よって、現在の株価(9/4終値14,200円)で計算した場合、権利確定後には、おおよそ「13,995円~14,910円」の範囲で変動する可能性があります。
同社の株価は、直近はやや上向き始めた25日移動平均線と横這いの75日移動平均線の間付近に位置しています。また、株主優待権利確定前後で、上昇時は変動が見られるものの、全体としてはあまり変動しないことを考慮すると、方向感がないまましばらく推移するかもしれません。
以上をふまえると、まだ方向感が出ないうえ、株価の変動もあまり期待できないと考えられるので、無理に売買せず様子見をするのも方法の一つではないでしょうか。
このように、株主優待銘柄もデータ分析することで、買いどきや売りどきを戦略的に考えることができます。ぜひ、このような株価動向を掴んで、あなたの投資スタンスを判断してはいかがでしょうか。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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