今週の注目レポート (12月20日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●大阪ソーダ(4046)【 1→1】
「売上・営業利益が過去最高で着地」
20/3期2Qの決算発表後取材を行ったのでレポートする。20/3期2Qは増収増益(除く純利益)かつ売上高、営業利益が過去最高で着地した(営業利益は5期連続)。但し、純利益は投資有価証券の評価損により減益となった。営業利益が過去最高となったのは機能化学品が堅調であったことによる。下期は、医薬品関連、GNT製品が牽引役となり利益を引っ張っていく。一方、基礎化学品は市況が弱含み単価下落の可能性があるためこれまでと変わり減収減益となる見込みである。
予想ROE:10.4% PBR:1.3倍、来期予想PER:11.1倍、来期予想EPS成長率:11%
株価(12/20終値):3,180円 Fモデルによる理論株価:4,414円(12月16日by山方秀之)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。