今週の注目レポート　(12月11日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点（ROE・財務レバレッジ・PBR水準等）で、注目銘柄をピックアップします。

●VTホールディングス（7593）【2+ →2+ 】
「国内新車販売苦戦の中でも大幅増益、成長ポテンシャルは高い」
上期の営業利益は前年同期比33％増の37.6億円となった。新車販売台数は国内が前年割れとなったが、Ｍ＆Ａによる海外ディーラー比率の上昇により全体では前年を上回った、中古車部門におき台当り粗利が改善した、サービス部門では前年の大震災による初回車検減少影響が解消した、レンタカー部門業績が着実に向上した、などにより大幅増益。
予想ROE：15.5％　PBR:2.7倍、来期予想PER:14.8倍、来期予想EPS成長率：10％
Fモデルによる理論株価：645円（12月8日by高田悟）

●東プレ（5975）【1 →1 】
「プレス製品、冷凍車ともに好調、修正計画はなお上ぶれ余地があろう」
上期の営業利益は前年同期比32％増の82.4億円となった。米国でのプレス受注好調、メキシコ、中国など海外新拠点の順調な立上がり、冷凍車のCVS向けや宅配業者向け好調などから大幅増益。計画を22.4億円超過達成。中間時点で会社は16/3期通期営業利益予想 を25億円上方修正。
予想ROE：9.6％　PBR:1.4倍、来期予想PER:11.5倍、来期予想EPS成長率：16％
Fモデルによる理論株価：3753円（12月11日by高田悟）

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。