今週の注目レポート (11月29日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。
日特エンジニアリング(6145)
新技術が搭載される予定のスマフォ新機種向けで、15/3期1Q(4-6月) 末に向けて情報通信の受注が急伸する可能性が高い。14/3期は会社計画下方修正で悪材料は出尽くし。15/3期PER8.8倍には割安感が強く、株価のエントリーポイントと考える。
ROE5.60%、PBR0.96倍、来期予想PER8.8倍、来期予想EPS成長率93%
〔11月26日、担当:高橋 俊郎、Analyst Impression 2+→1〕
ニッパツ(5991)
会社がHDD用サスペンション見通し悪化にも関わらず、自動車関連好調により14/3期利益予想を上方修正し、増配予想を公表したことがポジティブ。TIWは今期に続き、15/3期も過去最高益更新を予想。 HDD用サスペンションに不透明感は残るが、海外シート事業拡大が順調で中期的に業績を支えると見る。TIW従来予想を上方修正し、中立からやや強気へ株価の見方を引き上げる。
ROE13.22%、PBR1.34倍、来期予想PER9.5倍、来期予想EPS成長率5%
〔11月28日、担当:高田 悟、Analyst Impression 2→2+〕
ワコム(6727)
14/3期2Q累計業績は、前年同期比では増収増益であったものの、会社予想には届かず、14/3期通期の会社予想も下方修正された。株価は急落、底値を探る展開が続いているが、予想配当利回り2.56%が株価の支えと考える。15/3期および16/3期における収益拡大を考慮し、予想PERなどに割安感が出てきたと判断する。
ROE19.52%、PBR3.85倍、来期予想PER13.3倍、来期予想EPS成長率35%
〔11月28日、担当:杉山 勝彦、Analyst Impression – →1〕
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。