今週の注目レポート (10月11日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。
マルカキカイ(7594)
前年のタイ復旧特需の剥落を吸収し、13/11期に会社計画以上の増益を予想する。続く14/11期は、前期比10%営業増益を見込む。海外ネットワーク強化などの先行費用が膨らむ局面にあって、業績堅調が予想される。80億円弱のネットキャッシュを保有し、13/11期TIW 予想ROE9.81%に対し、13年8月末実績PBR0.80倍にとどまる。指標に割安感強く、強気を継続。
ROE 9.81%、PBR 0.80倍、来期予想PER 7.6倍、来期予想EPS成長率 9%
〔10月7日、担当:高田 悟、Analyst Impression 1→1〕
テンポスバスターズ(2751)
足元、事業は好調に推移しており、14/4期上期業績は会社計画を上回ると予想する。飲食は外部環境が好転しており、今後店舗販売と FBPの相乗効果が見込めるだろう。14/4期予想PER9倍台などバリュエーションに割安感強い。
ROE 21.26%、PBR 2.43倍、来期予想PER 7.4倍、来期予想EPS成長率 29%
〔10月9日、担当:高橋 俊郎、Analyst Impression 1→1〕
グラファイトデザイン(7847)
上期業績が好調であったことから、会社は予定配当金を8.0円→10.0 円に引き上げた。会社計画は引き続き慎重なスタンスであり、配当は増額される可能性が高いと考える。株価は10月1日に年初来高値(796円)を更新後、一服しているが、割安感が顕著である。3Q決算発表(1月上旬)を視野に、再び株価は上昇過程に入ると推察する。
ROE 20.81%、PBR 1.41倍、来期予想PER 6.1倍、来期予想EPS成長率 2%
〔10月11日、担当:藤根 靖晃、Analyst Impression 1→1〕
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。