今週の注目レポート (9月13日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。
エイベックス・グループHD(7860)
14/3期TIW予想ROE20.87%に対して実績PBRは2.42倍。同社のスマ ートフォン向け映像配信は、配信コンテンツの多様さ、PCやタブレットと の共通ID化による利便性などで、他社類似サービスとの差別化ができ ている。映像配信事業が牽引する成長によって、株価パフォーマンスは 市場平均を超えるとTIWでは判断。
ROE 20.87%、PBR 2.42倍、来期予想PER 9.6倍、来期予想EPS成長率5%
〔9月9日、担当:糸井 正和、Analyst Impression – →2+〕
テンポスバスターズ(2751)
14/4期1Qは堅調に推移。通期配当予想の増配は、事業が堅調に 進展する自信と、将来的な東証2部、1部への上場へ向けた株主増へ の施策と考えられる。向こう3期の営業利益は、過去最高の更新を続 けると予想する。14/4期PER10倍に割安感強い。
ROE 21.26%、PBR 2.55倍、来期予想PER 7.7倍、来期予想EPS成長率30%
〔9月11日、担当:高橋 俊郎、Analyst Impression 1→1〕
KIMOTO (7908)
スマートフォンの販売台数増加に沿って、同社の業績モメンタムは好調 である。TIWでは15/3期以降の業績を上方修正した。14/3期の前期比 35%営業増益、15/3期の同13%営業増益など、15/3期予想PER10 倍台は、成長力からみて割安感が強い。強気の見方に引き上げる。
ROE 8.79%、PBR 1.13倍、来期予想PER 10.3倍、来期予想EPS成長率19%
〔9月13日、担当:高橋 俊郎、Analyst Impression 2+→1〕
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。