今週の注目レポート (4月12日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
ブリヂストン (5108)
(1)13/12期は営業過去最高益更新が見込まれる。(2)13/12期会社計画超過達成が想定される。(3)超大型タイヤなどを中心とした戦略商品拡大や原材料内製などにより中期的に高い収益率の維持が可能との見方に変化がない。(4)13/12期のTIW予想ROEは15.86%、予想PERは10.7倍と株価指標に割安感がある。(1)~(4)から株価には、上昇余地があると見て強気の見方を継続する。
ROE 15.86%、PBR 1.95倍、来期予想PER 10.2倍、来期予想EPS成長率4%
〔4月8日、担当:高田 悟、Analyst Impression 1→1〕
フロイント産業 (6312)
足元の受注残高から14/2期上期もしっかりとした業績となろう。株価上昇から特段の割安感はなくなりつつあると考える。しかし、ニッチ市場だがグローバル展開ができており、向こう数年は業績堅調に推移すると予想することから対TOPIXを上回る株価展開は可能と考える。13/2期で機械受注高は52億円、受注残高は92億円あり14/2期上期も堅調な業績を維持できるだろう。
ROE 10.02%、PBR 1.64倍、来期予想PER 14.0倍、来期予想EPS成長率8%
〔4月11日、担当:高橋 俊郎、Analyst Impression 1→2+〕
ホンダ (7267)
(1)14/3期は 大幅営業増益見込み。(2)最近の新型車好調が象徴するよう商品力向上が評価できる。(3)今後は商品力向上と成長市場へ向けての四輪供給力強化を背景に一段と台数増が見込める。(4)足元で取組む設計・調達改革によるコスト競争力改善。以上より TIWでは、同社は新たな成長段階に入ったと見る。14/3期TIW予想 ROE11.58%への改善を踏まえれば指標面に過熱感はなく、株価には上昇余地があると考える。
ROE 8.45%、PBR 1.51倍、来期予想PER 12.1倍、来期予想EPS成長率50%
〔4月12日、担当:高田 悟、Analyst Impression 2+→2+〕
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。