今週の注目レポート (10月25日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。


●HIOKI(6866)【 新規→1】

「25/12期以降は成長軌道へと復帰、株価に割安感」
投資評価を「1(Buy)」とする。目標株価は11,600円。24/12期TIW予想は減収減益ながら、25/12期以降は成長軌道へと復帰する見通し。株価指標面からみて割安感があるものと判断する。TIWでは24/12期業績を、売上高38,900百万円(前期比0.6%減)、営業利益
7,560百万円(同5%減)と予想する。主力の電子測定器では、半導体等デバイス関連が底堅く推移するものの、中国バッテリー関連の停滞が足かせとなろう。現場測定器などは、総じて伸長する見込み。25/12期TIW予想は、17%増収、29%営業増益。測定器が押し上げに寄与しよう。
予想ROE:15.5% PBR:3.3倍、来期予想PER:15.9倍、来期予想EPS成長率:27%
株価(10/25終値):8,010円 Fモデルによる理論株価:8377円(10月24日by岩元泰晶)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。
算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。