サンリオ<8136>長期の上昇トレンドに乗り、そのまま2月に年初来高値更新も、そこから急落し直近は横ばいに推移中…決算発表で株価どうなる?

2023/03/15

 

3/16に第3四半期決算発表を迎えるサンリオ<8136>。2021年から発生した上昇トレンドで大きく株価を伸ばしてきた同社株価ですが、直近2/1の高値更新後から急落しています。

そこから何とか3,820円で下げ止まり、現在はその位置からやや反発した4,000円台前半で横這いに推移しつつも、直近に再び下落するなど、方向感が定まらない展開が続いています。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

サンリオ<8136>の第3四半期決算前後の株価動向は?


同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(3月上旬~3月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:サンリオ<8136>の第3四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が12回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向がほぼ均衡していると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて10回あります。その中には、20~25%の上昇や、15%程度の上昇が見られます。下落時は、20%には届かないものの約17%の下落や約15%の下落が見られます。

それに対して、5%以内の変動は上下合わせて9回あります。また、下落時は、10%には届かないものの7~8%の下落が4回見られます。

よって、同社の株価は、全体として上昇と下落が均衡しているうえ、変動幅は上昇時は、小幅上昇と大幅上昇のどちらかと言える極端な動きをし、下落時は変動幅が段階的になっているのでつかみにくいと予測されます。

この時期に決算発表を迎える他の銘柄でも、このような傾向が見られますが、同社は上昇時と下落時に、やや違う傾向はあるものの、他の銘柄と同じように極端とも言える変動を見せます。

そのうえ、全体として上昇と下落が均衡しているので、売買の難易度が高い時期かもしれません。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

サンリオ<8136>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:4,465円
下値目安:3,725円

※3/3終値4,110円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約8.6%、下落幅は約9.3%と考えられます。よって、上値は「4,465円」、下値は「3,725円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、75日移動平均線をやや上抜けします。そして、現在下落し25日移動平均線も右肩下がりになっていますので、このままもみ合いが続くと考えられるでしょう。

さらに、全体の傾向も加味すると、もみ合いが続くと小幅上昇予測されますので、方向感が定まらないまま上下する展開になるかもしれません。

反対に、下値の目安に到達した場合は、現在下位に位置している200日移動平均線付近もしくはやや下抜けします。

そのまま低迷が続くと、25日・75日移動平均線が下降し200日移動平均線に接近もしくは下抜けすることも考えられます。そうなると、新たな展開として下落方向に進むことも十分に考えられます。

もし、この下値の目安付近に到達した場合は、同社の下落時の特長のとおり、段階的に下落することが予測されます。10%程度の下落に届いたら、15%、20%と段階的に目安を下げていくのが良いでしょう。

このように同社は、この時期に上昇傾向と下落傾向とが均衡しているうえ、変動幅がとらえにくいので、方向感がつかみにくい時期に入っています。

直近の動向を見ても、まだどちらに動くか分からず、このままもみ合いになる可能性もあれば、そのまま下落する可能性もあります。

このように難しい展開が続いていますので、もし売買をするのであれば、上昇時と下落時の傾向がやや違うことに気をつけながら、それぞれの展開に合わせて動向を見るのが良いでしょう。

反対に、無理に売買する必要がないのであれば、このような難しいタイミングに売買しても損失を受ける可能性が高まるので、方向感が出るまで様子見するのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/3/14時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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