日本駐車場開発<2353>昨年末の年初来高値更新から下落するも、これまでよりも一段高い250円前後を維持したまま推移中…決算発表で株価どうなる?

2023/03/04

 

3/3に第2四半期決算発表を迎えた日本駐車場開発<2353>。ここ数年は低位株として150円前後を横這いで推移してきましたが、昨年9月から上昇し年末には300円台まで上昇しました。

直近は、そこから下落し、ボックス圏を横ばいに推移していますが、それでも従来よりも一段高い250円付近の推移を維持しています。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

日本駐車場開発<2353>の第2四半期決算前後の株価動向は?


同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(2月上旬~3月上旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:日本駐車場開発<2353>の第2四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2004年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が8回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて11回あります。その中には、20%以上の上昇が3回あり、30%以上の下落が1度見られます。上昇時には、40%、60%の上昇も見られます。

低位株ということもあり、その買いやすさから、通常の銘柄と違った大きな割合で変動する特長があることが読み取れます。なお、5%以内の変動は8回見られます。

これらを考慮すると、同社の株価は、この時期に小幅に動くときは小幅に動きますが、動くときは、10%単位など、通常の銘柄とは違った大きな変動を見せる可能性が高いと考えられます。

そういった意味では、とても動きがつかみにくいので、売買しようとするタイミングの直近の動きがどうなるかで変わると予測されます。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

日本駐車場開発<2353>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:296円
下値目安:224円

※2/24終値252円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約17.4%、下落幅は約11.1%と考えられます。よって、上値は「296円」、下値は「224円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、年初来高値までは到達しませんが、直近の横ばいの推移を上抜けし、新たな展開が期待できるでしょう。

低位株という背景もあり、過去には30%、40%、60%の上昇を見せる年もありました。

ここで、もし上昇することがあれば、これまで短期のボックス圏を推移してきたこともあり、その反動から、上値目安以上の上昇を見せる可能性もあるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、一気に200日移動平均線付近まで下落します。上昇時に比べ下落時は、一度だけ30%以上の下落があるだけで、その他は下値目安の水準程度にとどまっています。

その点をふまえると、もし下落した場合は、この200日移動平均線を抵抗線として、推移する可能性があるでしょう。

ただし、その一方で全体としては、通常の銘柄よりも大きく上下に変動する傾向があるので、ここでこれまで見られなかった動きをして、更に下落することも考えられます。

もし、下値目安を上回る下落を見せた場合は、いったんは過去の最大下落幅を目安にし、そこから更に下落も想定しておくのが良いでしょう。

低位株なだけに、1円の下落が他の銘柄と違って大きな割合になり、それが大幅下落の判定になります。

そのようなこともありますので、円単位で下落を見つつも、同時に「割合(%)」でも捉えるようにして、現状を捉えていくのが良いでしょう。

このように同社は、低位株の背景から株価が大きく変動する可能性が高いので、なかなか予測が難しい状況にあります。

円単位で見ると、それほど大きな変動でなくても、割合(%)で見ると大きな変動になり、ここを見誤りやすいかもしれません。

また、昨年12月の年初来高値更新後は、ほぼ横ばいに推移し、短期のボックス圏を推移しています。

ボックス圏の次の展開は、そのボックス圏の期間が長ければ長いほど、上にも下にも大きく変動しやすい傾向があります。

それもふまえると、今年はこの決算発表をきっかけに、大きく変動することも十分に考えられます。反対に、もし動く様子がない場合は、この銘柄の特長の通り、動かないでしょう。

ボックス圏の状況もふまえると、大きく変動する背景も整いつつ、そのままボックス圏が続く可能性もあります。

直近の動向では、どちらのシナリオになるかとても判断がつきにくいので、方向感が出るまで様子見するのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/3/2時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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